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2004.01.04 SUN  KINGS ARE SEEN YEAR

 僕の意思を正確に汲みとって、上のタイトルを「謹賀新年」と読めた方。そんな方はある種気持ち悪いからあっち行け。しっし。

 そんなわけで気が付いたら年が明け。あけましておめでとうございます。思えば12月は本当に仕事量の多さゆえの充実より、日記しか更新してないなあと改めて実感。今月以降はもうちょっと書けると思うから。
 今からちょっとセコい嘘つくから覚悟してください。じゃあ今年もよろしく、100人くらいのこのサイトに来てくれる皆さん。やっぱ200人。

2004.01.05 MON  A PERFECT CIRCLE

 新年早々なんですが。僕にとって重大な事件が起きました。高校の頃より愛用していたミニコンポが壊れました。CDを入れても認識しないのです。むなしく「NO DISC」と表示するのみ。
 じゃあ読み取り面を掃除してみてはどうかと思い、CDディスククリーナーを購入して掃除することにしました。いざ、ディスククリーナーをセットして、再生ボタンをポチっとな!

「NO DISC」

 ・・・畜生、そういう手で来やがるか。そりゃディスククリーナーを認識しなかったらディスク回れねえし、当然のことながら掃除もできん。

2004.01.06 Tue  ジターバグ

「お、俺のバグはバグ番号5000だーキリ番ゲット!」
 などと喜ぶ先輩。ちなみにその前の4996、4997、4998、4999は僕でした。おしかったなあ。ダメじゃん。

2004.01.07 Wed

今日からこのサイトは無料スペースでなく有料版に切り替えたので、とっても軽くなりました。

2004.01.08 Thu  吉野家

 新メニューを試そうと吉野家に行って非常に驚きました。みんなもマジで行ったほうがいいよ。誰も新メニュー頼んでねえの。

  店内には先客が10人ほどいて、僕が注文した新メニュー「カレー丼」を食べ終わるまでに何人かの入れ替わりがあったのですが、僕以外誰もカレー丼やシャケ丼を頼んでいない。これは如何に吉野家が牛丼によって支持されているか、という証明であり、「吉野家は安く牛丼を食べるところ」として一般市民の生活に深く根付いているんだなという印象を受けました。どうも吉野家も自分たちは庶民の味方であることを良く理解しているらしく、「当店の牛肉はアメリカ産です」とは言わないように気を使ってる店舗が多い中、吉野家は「これではアメリカから輸入できない」と主張してるんだから、大したもんですよ。この1点だけでも、それに自信があることが伺えます。事実、庶民として生きる僕は何の略か知らないBSEより吉野家のオレンジの看板が街から消えるほうが怖い。
 もし今総選挙があったら、「牛肉の輸入禁止措置を撤廃します」というのが立派な政権公約になるような気がする。「民主党が与党になると輸入禁止措置を撤廃するらしいよ」「まじで、じゃあ吉野家元通りじゃん!」という展開になって。面白い選挙戦が見えたかも。

 ちなみにカレー丼は、味はそんなに期待してないから良いんですけど、やや高いと思います。ていうか、280円の牛丼が安過ぎるだろ。入れ物が違うだけでカレーライスがカレー丼になったんで、それに伴ってスプーンでなくレンゲで食べるわけですが、そのレンゲが深く食べにくかったのが、一番気になった店です。

 ちなみに「カレー丼」が成り立つなら牛丼をカレーの器に入れた「牛ライス」もしくは「牛ーライス」もありかなと思ってみました。

2004.01.09 FRI  非核三原則

 隣で仕事してた先輩の携帯がなりました。先輩は普通に電話に出て何やら喋ってたのですが、「今からこっち来なよ。一緒にバグ取らない?」などと誘ってました。どんな口説き文句だよ。
 電話を切ったあと、その電話の相手と思われる人に心当たりがあったので「●●さんですか?」と尋ねたら、「いや、知らん人」との答えが。この人の感覚ちょっとすげえよ。僕のような常人には真似できない。しない・させない・したくない。

2004.01.11 SUN  CONSPIRACY OF ONE

 紅白歌合戦がここ数年は連続で史上最低視聴率を更新しているそうで。それでも40%後半。それに関してNHKの海老沢会長(名前だけありがたい)が苦言を呈しています、と言えば聞こえがいいですが、要するに「思ったより低い」「(衛星放送の)ビデオリサーチの視聴率調査に疑問を感じる」「もっとこの天下のNHK様の国民的番組を見やがれ」というあたりでしょう。
 でもですね。僕はこんなつまらない番組がこんな視聴率だしていることがむしろ不思議ですし、海老沢会長はもっとこの数字を有り難がるべきなんだと思います。
 演歌とかポップスとか、いろいろな世代に合わせて選曲や演出をしてるんだと思いますが、それゆえに僕には面白さがまったく感じられないクソ番組にしか思えません。だれもこの番組で満足しないでしょ?チャンネルを変えたくなるようなつまんない瞬間のほうが多いでしょ?視聴者そっちのけで出演者が盛り上がってる応援タイムとか、見ているほうが苦痛だし。

 視聴率45%が満足度45%でないことをとっとと思い知れ。

2004.01.12 MON  ×××MARCH

 関東に移り住んではや10ヶ月。初めて渋谷のタワーレコード行きました。そんなわけで普段行ってるCD屋にはなかなかないのが幾つかあったので、そのなかから以下の3枚ほど買ってきました。

■ ハカイハヤブサ / TOKYO WRONG BEACH
 東京の3人組みスカパンクバンド。どっかで聞いたことあるバンド名でその名前がカッコ良かったのと、あとは他に買った2枚と内容が被らないように、スカパンクで選んでおこうと思ったのが購入理由。和製OperationIvyとも言うべき雰囲気でジャケットの和洋折衷ぶりがかなりハイセンス。

■ BLITZ / VOICE OF A GENERATION -THE NO FUTURE YEARS-
 DJヒカル(チョーやべー)も大好きというオリジナルパンクバンド。そのベスト盤みたいなもので2枚組で全32曲、それでも1850円。BLITZはいつも行ってる横浜と川崎のタワレコやHMVには置いてないけど、タワレコ渋谷店にはあったか。まだ全然聴き込めてないけど、第一印象としてはいろんな曲風が多いのと、割と上品だなあというあたりでしょうか。

■ THE FAIRLANES / Perpetual Motion
 視聴してすっごいカッコよかったから、限られた財布と相談してから迷わず購入。カナダのバンドであり、カナダはNEW FOUND GLORYとSUM41のイメージが強いのですが、どちらにも属さない雰囲気です。どちらかと言えば正統派メロディックパンクでエピタフにいそうな感じ。PENNY WISEほど硬質でなく、98MUTEほどシンプルでもなく。

 以上、簡単な本日のお買い物の紹介でした。もしかしたら音楽テキストとして長々と書くかもしれません。

2004.01.13 TUE
とりあえずこれについて日記とかで言及するのが流行ってるから言っとけ


 成人式で暴れる成人を馬鹿だとかあんなんでは成人とは言えないとか、そういう簡単に言える常識論はたくさんあると思うのですが、僕の見解は少し違う。

 なぜなら。僕は給料を払ってくれる人の言うことしか聞かない人間だからです。それなりの対価、価値がないと判断する行為はしないし、知らない人の言うことなどタダで聞くものか。

 だから、給料も払ってくれない、大して役に立つ面白い話もしない、そんな状況でどこぞの偉い人かは知らんがどっかの年配のお方が「静かにしなさい」と言ったくらいで簡単に静かになんかしない成人の気持ちは解るって言えば解る。じゃあ参加しなければ良いと言われれば確かにその通りですけど(僕は馬鹿馬鹿しいと思ってたので6年前の成人式など行きませんでした)、とにかくあそこで暴れていた人だって職場では先輩や上司の言うことをきちんと聞いて仕事しているなら、それでいいと思う。「自分はここで給料を貰っている、言うことを聞こう」「これをすることは立派な対価がある」と判断して行動することが本当に成人であり、テレビで繰り返し流される悪ふざけの様子からはこの点に関して(彼らが職場でどんな人なのかに関して)は判断できない。
 むしろ「自分が静かにしろと言ったのに静かにしない、けしからん」などと考えるやんごとなき年配のお方どものほうがどうかしているし、「年配の人が静かにしろと言ったら(どんな内容の話であろうと)静かに聞くものだ」という幻想を抱いているほうがよっぽど非常識だ。少なくともああいうやんごとなき年配のお方どもの話を有り難がって聞くくせに、給料貰っている人の言うことを聞かない人(含む、ちゃんと仕事できない人、いい加減な仕事をする人)よりはよっぽど成人としてまっとうで立派だと断言できる。とりあえず言うこと聞かせたかったら給料払え。給料貰っている人の言うこと聞けないほうがよっぽどけしからんよ。

2004.01.14 WED  virus

Yahoo!ニュースの「PCウィルス」のカテゴリで「鳥インフルエンザ」の記事を発見。


2004.01.15 THU

Exciteの中国語翻訳で、「女子十二楽坊」を繁体字で翻訳すると「女子十二音樂和尚」になる。和尚て。


2004.01.17 sat

ホラー映画「着信アリ」の上映中。「携帯電話の電源をお切りください」という館内アナウンスがとても怖く感じるんじゃないでしょうか。


2004.01.19 mon  ミニコンポ 略してミニンポ ミニ★ンポ

小泉「イラクには大量破壊兵器がある!だからこそわが国は米英を支持するのだ!だから自衛隊を派遣する!」
役人「総理。イラクには大量破壊兵器はありませんでした。」
小泉「そうか、じゃあもう安全だから自衛隊を派遣する!」

などという、ちょっと思いついたアメリカンジョーク風小話はさて置き。
ミニコンポが壊れたって話は今月5日の日記に書いたのですが、実は昨日買って来ました。新しいミニコンポ。しかもMDという超絶機能付き。うれしさのあまりタイトルが見事な俳句になっちまったぜ。季語は★ンポで梅雨だ(濡れるから)。
やーん楽しいー♪戦場なんか死んでもイケナーゐ。

2004.01.20 tue  Copy Control

 昨年のNHKの大河ドラマである「武蔵」が故人黒澤監督の「七人の侍」のパクリであると提訴され、「映画史に残る名作のイメージを傷つけた」だとかなんとか主張してるらしいけど(この記事)、僕はその故人の長男とやらが提訴して喚きたてる事によって名作のイメージを傷つけているように見えます。実は武蔵も七人の侍も見てないけど。
 いつか時代はコピーコントロールCDからコピーコントロールムービーへ。そしてしわ寄せは一般市民へ、コピーコントロールシビリゼーション。常識と流行にコントロールされた僕たちのコピーは、もう街にいるぜ。

2004.01.21 wed  GREAT ROCK'N'ROLL SWINDLE

 ロックが世の中を変えるなんて、ただの勘違いだ。

2004.01.22 thu  customer satisfaction

 コンピュータやネットワークを用いて、お客様(顧客)が行いたい業務、環境などのニーズに合わせたデータベースや業務システムを作り、提供する。

 僕が就いている仕事「システムエンジニア」というのは、だいたいこんなの感じの仕事です。

 そして当然のことながら「良い仕事」をすることが重要であり、その「良い仕事」というのはいわゆる「顧客満足度」という言葉で表されます。そして、どこかの経済誌が行ったアンケートなのですが、この顧客満足度における重要な要素として、値段や品質よりも「提案力」を挙げている企業が多かったのが印象的でした。

 これが非常によく解る事件が今日あったわけでして。

 僕の担当範囲で、顧客からの指摘・要望事項に、12月の中旬には終わらせた箇所がありました。
 正直、「そこを変更してほしい」という顧客の要望は非常によくわかるのですよ。作ってる僕でさえも何度も「こんな仕様でいいんですか?」と仕様設計者に尋ねたのです。設計者も顧客交渉の担当に尋ねたようでして、「このままでいいらしいよ」という返答をもらってました。僕のような社会人1年目の新人でさえも「これは不便だろ」という仕様が仕様書に書いてあるのですから。
 これに関して、まさか今頃になって仕様変更が入るとは思いもしませんでした。ていうか、忘れてたし。

「今頃ですか?」
「今頃です」



 ここで最初のアンケートの話で触れた「提案力」がものを言うのだろうな、と思います。

 一担当者である僕個人にとっては大きなことでも、50人体制、1億を越す予算で作成している業務システムの一部ですので、この点だけで揚げ足をとって顧客交渉、仕様折衝をしている担当の方を責めるつもりはまったくないです。でもここで「この仕様ではまずいですよ」と提案できていれば顧客にとってもすんなりと仕事が進んで満足行く結果であることは想像に難くありません。
 これを経験で解っている企業が、先のアンケートで「提案力」を挙げるのも納得のいく話です。そりゃお客様は自分たちでできないから僕が所属するような企業に発注に来るわけですし、当然、システム設計に関しては素人ですから(僕もですけど)、どんどん提案して理想的な仕様を煮詰めてくれたほうが助かるというのも当然の結果であり、それらによって満足できるわけです。そしてそれ以上に僕が満足ですよ。
 いや、「僕が満足」なんて別にギャグでもジョークでも面白いつもりで言ってるわけでもなく。これは僕は一つの真理ではないかなと結論づけております。発注元も受注先も、担当も顧客も、企業と企業も、双方が満足してこその顧客満足であり。それによって成り立つのが「いい仕事」であり、きっと片方が満足してたって「いい仕事」じゃないんだろうな、と。

 こういうことをリアルにダイレクトに感じることができて、今日は(今日も)忙しかったけど勉強になった気がします。



 で。これは結局、インターネットにおけるみなさんと僕の関係に似ていると思います。きっとみなさんが満足すればするほど、日記やテキストの感想で掲示板に書き込みが増え、ロックやパンクに関する意見のメールとかも貰え、僕も満足できるわけで。
 僕は自分のために、自分の満足のためにサイトやってますけど。それはみなさまの満足によってより高まっていき、成り立つのです。

 意外と世の中ってどこも同じ作りなんじゃないでしょうか。「片方が満足している恋愛関係」に、身に覚えがある方はいますぐシステムエンジニアとして残業生活を送ることをお勧めします。

2004.01.26 MON

 やあなんだか久しぶり。ていうかごめん。

 僕の手違いで更新できない状態にしてしまった上にメールサーバの不調もあってその期間を無駄に長くしてしまいました。いや本当に申し訳ないっす。
 上記のようなトラブルに加えて何やらテキストぱくられてるみたいなこともあったり仕事もちょっと大変な局面だったり初めて高円寺に行ってみたりその帰りの夕方に新宿通ったのに泉谷しげる&コザック前田のゲリラライブをニアミスして悔しかったりで。ここ数日ななかなか濃い日々だった気がします。
 しかし今週末はいよいよソニックマニアでして、その「ここ数日」以上に濃い日を迎えることができそうです。31日のほうをLifw Won't Wait!の326さんと行って参ります。Life Won't Waitってプロレス風に略すとLWW、なんかかっこいい。とにかくそれにちなんで今週は出演バンドの音楽テキストを書いてみたいと思います。とりあえず明日はTHEICEについて。もちろん「また更新できない」なんて事態にならなければ。

2004.01.27 TUE  AV3分ヌッキング

 お兄ちゃんにご用心 / 今宿まこと

 ええと、最近見たAVなんぞを軽くご紹介。ちなみに3分というのは僕が3分で抜いてしまった、などという意味でなく、3分ぐらいで読めるようなお手軽レビューですよ的なニュアンスです。そこんとこ大事なところだから誤解するな、誤解するな★誤解するな♪誤解するな?誤解するな!(5回するな)

 主演女優である今宿まことさんは小ぶりなおっぱいと小さな乳首がキュートで、顔はややゴマキ風。雰囲気はタイトルどおりの妹キャラでやっぱり妹役です。ただし「血のつながってない兄妹」という設定です。ちなみにこの設定は、いきなり兄妹で風呂場でエッチするシーンの言い訳のためにあるような設定で、その後のストーリーには一切関わってきません。

 ヤクザに狙われるお兄ちゃんのせいで、借金取り7人くらいに輪姦されるシーンは激エロ。なんせ制服姿で椅子に縛り付けられ、はだける服に黄色いブラジャー、まとわりつく何本もの腕、そしてのぞく乳首。ただAVではありがちなんですけど、「恨むんならお兄ちゃんを恨みな」などとすごんでいるのにいざ輪姦されてるまことさんは普通に感じてるし、自分からフ●ラに行くし。「気持ちいい」とか言ってるあたり、どう見てもお兄ちゃんを恨んでねえだろ。
 最後はそのお兄ちゃんの目の前でヤクザにヤラれちゃいます。このシーンでは妹は手錠されてるのに、お兄ちゃんは一切拘束されてないのが不思議。逆だろ、しかも最初正座してるし。そんな状況ですが、相変わらずAVらしくまことちゃんはヤクザ男優に対し自分からいろいろします。そのAVである故のシチュエーションを逆手にとって、次のようなやりとりで兄妹愛を表現しようとしています。ヤクザ男優に一心不乱にフ●ラで奉仕するまことちゃんにお兄ちゃんが声を掛けます。

兄「まこと・・・おまえまさか好きでやってるんじゃないだろうな・・・!」
ま「お兄ちゃんそんなことないよ・・・」
ヤ「もういいよ!そんなセリフ聞きたくもない!兄妹愛なんてどっかいっちめぇっつんだよ!」

 誰だよ台本書いた奴は。

 あと。タイトル「お兄ちゃんにご用心」はどうご用心なのか、最後まで解りません。

2004.01.28 wed  タ★イ★ミ★ン★グ

 昨日、Orenzさんのサイトのトップの日記より文中リンクを受けました。そこでは

>『GentleBoy(※現在サイト名無し)』の榎本さんなんかもそうだけど
>周囲の反応は関係無ぇ、コレが俺の意見だ、みたいな。
>自分のスタイルを確立しながら主張してる姿勢っていうか。
>真面目な話や馬鹿な話、全部が自分を表現してるっていうか。


 なんてもったいないお言葉で紹介して頂きました。ありがとうございます。ですけど、昨日の日記は見た人は解ると思うのですが、あれです。あのAVのお話で、しかも日記タイトルは『AV3分ヌッキング』。これだけ立派な紹介されたリンクを飛んできた人があの日記を読んだ気分てのはどんなものなのか、あまり考えたくないです。

2004.01.29 thu

 古賀潤一郎議員は中途半端に給料返すとか市民に謝るとかしないで、「俺は一切悪くない」などの完全開き直りをしてくれたら僕は応援しちゃうな。

2004.01.30 fri

 人間は歴史から多くを学べると僕は信じています。

 太平洋戦争を含む第二次世界大戦は歴史的に見て異常だった点があります。それはですね。戦勝国が国力を低下させたということです(このときソ連だけが例外的に国力・勢力を伸ばしたのですが)。具体的には植民地などを得ることができず、むしろ戦後はどんどん植民地が独立する時代を迎えるわけです。
 アメリカ・イギリス・フランスは勝ったのに植民地を失う結果となりました。これが「歴史的に見て異常」だった点です。

 アメリカは日本の対艦巨砲主義に対し航空戦力の集中運用という戦術的勝利を収め。沖縄占領と無条件降伏またそれに伴いGHQによる実効支配という戦略的完全勝利を収め。それらにより、アメリカにとっては戦後のアジアを支配するというアジア戦略がこれからと言うときでした。でも戦争終わってみて気づいたらアジア諸国は民族自決のスローガンのもと独立の気運が高まって次々と独立運動を展開し。そこに思ったほどの甘い汁を吸えるマーケットがなくなってしまった。

 政治的に負けたんですよ。

 誰に負けたか。国でなく人間に負けた。国家でなく民族に負けた。

 イラクでアメリカがやっていることは、もしかしたら歴史を繰り返しているだけなのかもしれません。最新兵器というハードウェアを用いる戦術も、北朝鮮などには交渉で接して二正面作戦を避けなおかつイラクに他国の軍隊を集めるという戦略も。どちらも成功しているのに政治的に勝てない。敵は民族だ。そして民族に非はない、だから強い。
 なんだか歴史は止まらない。人間は歴史から多くを学べると僕は信じています。

 そして今、この国は政治的に勝てるのか。誰に勝つことができるのか。勝てるほどの民族なのか。

 負けずに済むのか。



 なんちゃって!ぱっぴろぽーん!んなこたどうでもいいんだよ。上の文章読んで真剣になる奴はまず児童虐待より自分虐待のが多いってことを理解し、それを減らすことが日本と自分にとって良いことだと認識し、それを踏まえて自分への虐待から止めるようにしてくれ。
 そんなわけで自分への虐待行わない証明として、明日、僕はソニックマニアに行くわけであります!FROMアメリカのバンドを見て戦後文化を満喫してくるよ!

2004.01.31 sat

 ソニックマニア、行って来ました。詳しくはそれっぽいレポを書くのでそっちを見て頂きたいとして、日記では自分自身に焦点をあてた雑感をば。

 改めて、自分に初期衝動といものはもうないんだな、と。

 初めてハイスタ聴いたりピストルズのことを知ったりしたときは、初期衝動とも言うべき感動、「こんなのがあったのか」という感動があったわけですが、最近はそういうのはまったく感じない。確かに新しいCDを買って「これ良いなあ」と思い楽しむことはたくさんあるけど、絶対あの感覚に戻れないと思う。
 なんていうか、初めて女の体を知った感覚とか。ああいうのはもう得られないじゃん。

 ソニックマニアに行って、楽しいとは思うことはあっても、新しいものを知った喜びというほどの感動は得られなくなった自分がいます。それでも僕は飽きることなく、ロックを、音楽を求め続けるんだと思う。ご飯を食べるのと同じ感覚で「日常」と絡みついたものとして。
 もちろん、ロックや音楽に触れることによって自分が学べたりする事や知ることができる価値観というのはあります。そういう意味で、僕の人生を豊かにしてくれるんだろうなとは素直に思います。ですが、自分を変えようとか、感動を得たいとか、そんなごたいそうなものなどとっくに無くなってしまったんだなと。ロックがないと精神的に生きられない気がします。寂しいって言うべきかな。もしもっと若いころにこんな感覚を自覚することができれば、自分から音を生み出す側に回ろうとしたかもしれない。趣味のレベルか職業レベルかは判らないけど。

 現実の僕は普通に働いています。そして今後、結婚もして、子どもも育てていくでしょう。そんな人生にまったく不満はないけど(理想でさえある)、ロックはきっと日常で日常で仕方ないんだと思います。



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