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2004.2.1 SUN

 僕のサイトを見た人って僕のことをどう思ってるんだろう。昨日のソニックマニアで僕はと初対面だったわけですが(すっげえ関係だなあこれも)、もしかして何やら難しいことを考えてる気難しい人とでも思ってたのでしょうか、最初はとても緊張されたのが印象的です。僕はめっちゃフレンドリーですって。普通の人だし。もしかして、ニコニコしながら卒論とか学校とか仕事とか東海ネタなどを話している僕を意外に思われたかもしれません。

2004.2.2 MON  そらみめ

 RAMONESの「beat on the brat」(ビート・オン・ザ・ブラット)のサビは「ヴィトンのバッグ」に聞こえる。恐るべし、ガレージロック。

2004.2.3 TUE  I vresus I

 僕は常に物事をいろんな角度から見ようと努めています。例えば何らかの事件やニュースに対しみんなと同じ感想を抱くにしても、サイト上でみんなと同じことを言うのは面白くないし(こんな凶悪事件がありました、人として許せません)、人が考えない、思いつかない側面を見つけそこに言及したほうが面白いと思うからです。せっかくインターネットに自分のスペースを持っていろんなことを書きとめるなら、どうせなら新鮮なものを出さないといかんと勝手に考えとるわけです。
 でもね、これには負けたね。自分の発想や想像の限界を超えたよ。目から鱗が何万枚も落ちた気がします。万景峰号ー万景峰号 ーと音をたてながら、ワラワラと。こんな考え方があったのか。

<北朝鮮>「脱出帰国者らは日本による誘拐」と主張

 引用。
北朝鮮の外務省スポークスマンは2日、北朝鮮を脱出し日本の非政府組織(NGO)の支援で日本に戻った日本人妻や元在日朝鮮人帰国者を、「日本による誘拐拉致事件の被害者」と主張、「被害者たちを直ちに家族へ返すべきだ」と送還を要求した。

 たまげた。

 あの政治体制で「民主主義人民共和国」を堂々と名乗るにはこれくらい斬新な発想が必要だというを改めて思い知りました。みんな、こんな国がテポドン持ってるんだぜ?

2004.2.4 wed  Time Bomb

タイムボカンシリーズを並べてみます。

 タイムボカン
 ヤッターマン
 ゼンダマン
 オタスケマン
 ヤットデタマン
 イッパツマン
 イタダキマン

なんだかエロいの多いな。ヤットデタマンとか、最悪だろ。

2004.2.5 thu

 今日、DVDプレーヤー買ってきました。んで、最初に見たのが下の音楽テキスト関連のものね。えらく一般的なものを扱ってみました。たまにはこのサイトを見ている人をびっくりさせてやろうという意図もありまして。

 「ええ!榎本がこんな一般的なものを書くの!」と存分に驚けばいいと思います。このテキストは3部構成なんで、第2部は明日DVDを見たあとに書きます(もうだいたい下地はできてるんですけど)。

2004.2.8 SUN

 予定変更のお知らせ。前回アップしたときに浜崎あゆみの音楽テキストは3部構成の予定としていたのですが、2部構成、つまり今日の更新で完成とします。本当は3部目に歌詞パクリ疑惑云々のことを書こうと思ったのですが、今回のアルバムの話に限らない内容になってしまったので、これは別枠にしようかなと思います。浜崎あゆみに限った言及でもなくなりそうですし。近いうちに完成させアップしますので、楽しみな人だけお楽しみに。

2004.2.9 MON  AV3分ヌッキング

 罪と罰 / 小沢菜穂

 たぶん日記とかで何度も触れたと思うのですが、僕のAV鑑賞における最大の見所は騎乗位です。女優のおっぱいを最大に魅せるこの体位はおそらくすべての哺乳類で人間しかできないものであり、神が我々人類に与えたもうた素晴らしき特権なのです。
 そんな騎乗位を素晴らしく魅せる女優に与えられる非常に名誉ある賞、騎乗位・オブ・ザ・イヤー・2003に輝くエロ腰の使い手、小沢菜穂さん(ちなみに2002年の騎乗位・オブ・ザ・イヤーは及川奈央でした)。上半身と下半身が別の生き物が動いているようにみえつつ、でも密接な連動で動く彼女の騎乗位を見たいがために借りたのですが、うわあ、ちっとも騎乗位ないよう。
 椅子に縛り付けて道具責めとか、7Pとか、僕がAVに求めるややアブノーマルな要素満載なのに、騎乗位が少ないがためになんだか不満が残ります。こんなの2度と借りるか!

 最後まで見て思い出したのですが、これ、前も借りて見たな。

2004.2.10 TUE  部屋とYシャツと私とテロと軍服と和菓子

 メールも使えないし掲示板までエラーだす。何だか呪われてるみたいだけど無料だからあんまり文句も言えないね。とりあえず直るまで放置です。

 素令葉些手於機(それはさておき)。

 こないだテレビのニュース番組で自衛隊派遣について、年配の方の何人かが「戦争に行くわけじゃないからねえ」とインタビューに答えていたのが忘れられません。なんだか「戦争」と「戦場」と「戦闘」と「最前線」を区別してないようです。これが一般的な認識だとしたら。そりゃこの国は戦争に向いてないから平和憲法が一番だとつくづく思います。

 戦争に行くわけじゃないどころか、他国の戦争に出向いてるんだぜ?こんなクレイジーなこと、戦争に行くとか戦闘をするとか、区別が付く付かない次元の問題じゃないわけで。

 そしてこれらの区別が付かないことは、テロリズムとは東京が戦場になりうることの認識の甘さなんだと思います。などと言いながら、僕は自分はテロリズムと交通事故に巻き込まれないと信じてますけどね。確率論を根拠にして。

警官A「大変だ!隣の南署が武装集団に占領されたぞ!」
警官B「でもうちの管轄じゃないからなあ」

 和菓子を食べながらすべてを無関心に翻訳する。無関心が生む平和とは意外に居心地が良いなあ。

2004.2.11 WED  SO LONG AND THANKS FOR ALL THE SHOES

 下にも書いてあるけどお知らせ。メールアドレスを一時的に変えました。サイト運営上、苦情や要望を受け入れる窓口はどうしても必要なので、という立派な建前がだいたい0.2%くらいで、ようするにメールとか楽しい面白いというそんだけ。身近な人は携帯でぱちぱちやってるから、サイトやネットでは顔も知らん人とぱちぱちとメールしたいなあと思ってるわけでして。あんまり変な人は困りますけど。

 素令葉些手於機(それはさておき)。

 今日行った有名靴屋チェーン店ですごいポップを発見。
 >「こちらの商品は最後の1足なので返品・交換はお断りします」

 店の都合が優先で客はそれに合わせろ、ということでしょうか。不景気を生き残るための素晴らしい企業努力としてとても感銘を受けました。くたばれ。

2004.2.12 thu  サイト名のない連絡

 メールフォーム設置しました。

 素令葉些手於機(飽きてきた)。

(1) ほぼ毎日このサイトを見ている人で、
(2) 自分のウェブサイトを持っていて、
(3) 2月10日付けで日記を書いたうえに、
(4) その日記をすでに消したお前。

 そう、お前だお前。自分だって分かってるだろう?
 あれはな、お前が言うなよ、お前が。わが目を疑ったよ。

2004.2.14 sat  AMERICA'S SWEETHEART

 インターネットの自サイトの日記やテキストなどで考えたことやことやニュースなどに言及したりする行為をしていると、主観と客観の違いについて悩んだりする。最近はインターネットのなかに限らずこの主観と客観について考える機会が多かった。

 とくに、主観を客観に近づける重要性というこを考えてます。自分の主張はすべて主観であるというのは当たり前だと思いますし、それを踏まえると「客観的に考えて」なんてフレーズに矛盾を感じるのでインターネット上も実際の生活も含めて使わないようにしてきたつもりですが、実は先にあげた「主観を客観に近づける」ことはすごく重要なんじゃないかと。
 僕は一度、このサイト内で「客観とは数字によって証明されるものだ」と半ば諦めがちなつもりで書いたのですが、それでも自分の主観を客観に近づけようとする行為はできるできないを問わず良いことじゃないかと考え始めています。

 できないかもしれない。でも近づけようとすることに意味があるかも。

「客観的に考えて。僕がもらったチョコレートは美味しいに違いない」
 これが主観なのかどうか、ホットの紅茶と一緒に甘いチョコを食べながら真剣に考える土曜の夜。


2004.2.15 sun  一日約130円

 今日、突然に部屋のインターホンが鳴った。対応すると、何やら上水道を調査に来たとか言う。僕のマンションはやれ下水処理の清掃だベランダの脱出口の安全確認だといろいろと点検があるからその類だと思ったのでマンションの入り口のロックを解除し部屋まであがってもらいました。
 後でわかったことなんですが、この人はそういう点検の方でなく、あからさまな販売目的の業者でして。せっかくだからその胡散臭さっぷりを日記に残しておきます。

 まず部屋に入ったらやたらフレンドリーに「こちらに住んでどれくらいですか?」とか「仕事はどんなことをなさっているのですか?」とか聞いてきました。そんなやりとりをしながら手際よく薬品を取り出し、透明な容器に台所の水を淹れ、その薬品を水に混ぜ、「これが黄色くなったら塩素濃度が濃いということです」という手品の前フリみたいなこと言い出して。このあたりから「おかしいな」と思いました。

「これは大学の研究室などでも使われている試薬なんですよ」
「ほーら黄色くなったでしょー」
「その薬品見せてください」
 僕がさっとその薬品の小瓶を掴んだのですが、この業者はニコニコしつつも絶対に離しません。ていうか、どんな薬品が調合されているか書いてないクセに難しそうな薬品名だけでっかくしっかり書いてあるのも明らかにおかしいだろ。
「一日約130円で塩素を浄化できておいしいお水が飲めるんですよー」
「先ほども違う部屋の方が契約されまして」
 いまどきこんなセールストークに誰がひっかかるかよ。「一日いくら」という日割り説明なんて僕が小学校くらいのときの「こち亀」でも紹介された「安く感じさせるセールストーク」ですよ。
「マンションの点検などの業者じゃないんですね?」
「ええ、違います」
 最初は「上水道の点検」とか言ってたのに。

 最後。ホットプレートの上にコンタクトのケースとか空き缶とか置いてある、絵に描いたような『使ってない台所』を背景に、
「今はまったく調理しないし水も飲んだりしないんで『月4000円』は出せないですけど、将来的なことは解らないんでパンフレットとかあったら頂けませんか?」と尋ねてみました。
 そしたら「パンフレットはないんですよー」と断られ(ないの!?)、「それではこのへんで、失礼しました」と帰ってしまいました。ここまで釣れそうな客なんだから、連絡先の書かれた名刺くらいくれよ。

 もしかしたら、僕としてはちょっとした意地悪のつもりで、途中から説明の間は相手の顔を一切見ないで胸元の名札をじっと見つめてましたので、非常に気分を害されたのかもしれません。

 あとでネットで調べたら、ちゃんとドメインまで取得している業者でして、べつに悪徳業者とかでなく。なんか悪いことした気がします。ごめんね、きっと僕自身が塩素で濁っててカルキ臭い考え方なんだよ。だから次は僕の思考回路にとりつける浄水装置を用意して来てよ。一日約130円で違う部屋の方も契約したら契約します、嘘だっぴょーん。


2004.2.16 mon  溢れだした愛が おまえ壊しそうでーぇ

 今日、タワーレコードのサイトでちょっとしたミスがありました。あるアーティストがリリースするアルバムのコメントと、別のアーティストのアルバムのコメントが反対に書かれていたのです。
 こういった表記のミスなどはよくあることなんですけど、今日はこの反対になった組み合わせがすごい。これはなかなか見れないでっせ、旦那。

 とりあえず下がタワレコのサイトのキャプチャ画像。



 中央付近の「注目のリリース」以下を拡大すると。
 ご理解頂けるでしょうか。明らかに布袋寅泰と大塚愛のコメントが反対、表記のミスです。



布袋寅泰  絵本付き1stアルバム
大塚愛 究極のギター・インスト集

 布袋兄貴が絵本付きアルバムリリースだなんて、そりゃポイズンだよ。そして「さくらんぼ」とか歌ってるavexのアイドル路線シンガーが究極のギター・インスト集。そりゃ確かに究極だよ。

2004.2.18 wed  on business

榎本 「ねえねえ、●●さん(先輩)」
先輩 「何?」
榎本 「僕のいつもの『小さい頃勘違いしてたネタ』なんですけど」
先輩 「自分からネタとか言うな」
榎本 「新ネタ思いついたんで聞いてください」
先輩 「いいよ、どんなの?」
榎本 「僕、小さい頃、モデルルームってのは、」
先輩 「もういい、わかった、仕事しろ」

2004.2.19 thu  昨日に引き続き仕事日記

榎本 「僕は本当に駄目な男ですよ」
先輩 「そうだな」
榎本 「仕事がちっともできない。無能者だ」
先輩 「そうだな」
榎本 「僕のようなムシケラは生きてる価値がない」
先輩 「そうだな」
榎本 「いっそ死んだほうがマシだ。●●(先輩)さんと一緒に」
先輩 「そうだな。そうなの!?」

2004.2.21 SAT

 インターネットは安全です。パンク気取るにはもってこいなんで、みなさんどんどん粋がった意見を述べましょう。死ね。

2004.2.22 Sun Jap Against War

今や世界に名を轟かすレーベルの1つ、FAT MIKE(NOFX)率いる“FAT WRECK CHORDS”。キッズから大人まで音楽ファンならずとも広く浸透しているこの集団が、とうとう本気になりました!!!
以前から戦争断固反対の意思を表明してきたFAT MIKE。“PUNK VOTER”なるサイトを立ち上げ、次の大統領選への投票を促してきた彼が次に着手したのが“Rock Against Bush”なるプロジェクト。


 この記事はこの記事で、僕の好きな音楽を奏でる(一部、叩き出す)人が自分と同じ主張をしてくれることに共感と喜びを覚えたのですが、それ以上にこの記事を読みながら、日本人にとっての戦争反対ってのは何だろう、と思った。

 アメリカ人は選挙で戦争の是非を問うことができる。もうやってしまったことは戻らないにしろ(命を含めて)、政府の行いに対し結果論であろうと民意で答えることができる。「戦争反対」という認識でホワイトハウスをピンポイント爆撃することができるだろう(人道的爆撃)。もしかしたら、今後の状況も変わるかもしれない。
 本質的な当事者、交戦国だから当然と言えるでしょう。
 ところが日本で選挙をしたとしたら状況は少し違ってくる。
 なぜなら、報道を見る限り議員や党の主張は戦争の是非でなく、自衛隊派遣の是非のほうが多いからです。
 なんせ自国の問題ですから、日本人の関心が「他国の戦争」よりも、「それに対し自国がどう対応するか」という方向にシフトするのは当然でしょう。そしてそのシフトの結果、戦争反対と自衛隊派遣がごちゃごちゃになってしまった気がする。

 僕はここ数ヶ月、無意識のうちに戦争反対と派遣反対を混同していました。

 でも、実際は違う。自衛隊派遣反対の世論は、「戦争はいけないから派遣は反対」であったり、「戦争には賛成だけど派遣は反対」であったり、「(実は戦争はどうでもよく)アメリカの片棒を担ぐことはない」などであったり、様々な意見の集合体であるのが実情でしょう。
 同様に、自衛隊派遣賛成派も「戦争はどうかと思うけど、国際協調のためなら」という人もいたのではないでしょうか。これは、立派な戦争反対派だと思います。

 僕は純粋に戦争反対です。いつまでも安全な場所でぬくぬくと暮らしていたい。勝手や卑怯と言われても構いません、友達が戦場に行くのも自分が戦場に行くのもこの国が戦場になるのもまっぴらごめんです。自分のためだけに、戦争なんてクソ食らえ。国家間には「報復」という正当な武力行使があるのも解るのですが、それでもそんなものは無関係な生涯をまっとうしたいと心の底から思います。
 だからこそ、戦争反対の票を行使したいと思うのですが、ところが日本の選挙ではそんなこと聞いてない。そんな明確な投票箱はどこにもない。自衛隊派遣反対の党に入れても、戦争反対を伝えたことにならない。
 選挙で戦争の反対を表明するのは、どうも日本では難しい気がします。きっと、やっぱり本質的な当事者、交戦国ではないからでしょう。

 これは幸福か不幸か。無力か無責任か。日本人にとっての戦争反対ってのは何だろう。

2004.2.23 Mon

 言ってみたい愚痴シリーズ。

・母親から初めて来たメールに(爆)が使われてました。
・コンビニの店員が僕のときだけタメ口接客なんです。
・満員電車でエロマンガ読んでる人に四方を囲まれました。
・当社で開発したアプリケーションがウイルスバスターに駆除されるんです。
・ティッシュ配りにシカトされました。
・会社で僕だけインターネットに繋がりません。
・昨晩、隣の部屋が4Pしてて寝れませんでした。
・あと10年は戦える。
・僕がテロの話をすると、みんなが「お前は黙っテロ」とか言います。つまらないダジャレだと思ってたら、みんなが本気で言ってるということを、2ちゃんねるで知りました。
・なぜか盲導犬に吠えられます。
・赤ちゃんと目が合った瞬間、泣かれました。
・「パチンコのパ抜いたらどうなる?」と言っただけで、彼女に振られました。
・「ウルトラマン、コーヒー、ライターを続けて言って」と言っただけで、妻が帰ってきません。
・その年で童貞でも恥ずかしくないよと、近所の女子小学生に慰められました。
・携帯のメールボックスは広告メールで一杯です。
・キャッチホストに、謝られました。
・チーズの臭いで死にかけたんです。
・遺骨を返してくれ、と知らない人に怒鳴られました。

2004.2.24 Tue  張られたら貼り返す

 リンクフリーという言葉に、日本人のインターネット観が隠れている。

 ご存知の方もいると思うのですが、「リンクフリー」という言葉は和製英語であり、また英語のニュアンスとしても「リンクを自由にしてくれて構いません」とは異なってきます。それ以前に、欧米サイトでは、「リンクを自由に貼ってください」という宣言もなければ、その反対である「リンクの際はご一報ください」という概念もないのです。
 インターネット(Web)とは要するに元々は国境を越えた(ドキュメント)ファイル共有空間であり、と言うとちょっと難しいですけど、とにかく「開かれた情報スペース」であることが目的だったのです。
 だから、初期からインターネット(Web)に居た人たちの認識は「リンクは自由に貼ってあたりまえ」「むしろ張られるものだ」(この違いはあとで詳述)、という感覚です。そして、欧米では今でもそれが主流です。

 なぜ日本だけがそうか。
 このサイトを見ている人はほとんど(もしかしたら全員か)日本人だと思います。その中で、とくにWebサイトを持っている人に尋ねたい。

 あなたは「情報共有空間であるインターネットに参加している」という感覚でいるか、「自分のサイトをインターネット上に持っている」という感覚でいるか。

 日本人はWebサイトを持つ人であれ持たずに閲覧するだけの人であれ、圧倒的多数で後者であると思います。Webサイトは管理人がいて成り立つ。正確に言うと個人サイトを中心として管理人が非常に見えるサイト(例えばメールを出せばリアクションがある、掲示板でレスがなされる)は「その人のサイト」という捉え方をする。
 そのくせ、大きいサイトや企業のサイトはリンクするのに尋ねたる必要ないことをなんとなく解っている。

 これが日本人のインターネット観です。

 ただ、僕はこれを批判しようってわけじゃない。むしろ、日本人的発想が好きだったりする。相手の意思を尊重してしまいがちな部分。

 いくらデジタル的に国境がなくても、言語としては国境があるわけですから、なかなか「Webは初めからリンクは当たり前、そうやって広がっていく空間だ」という「初期概念」が伝わりにくかったのは、きっと事実です。それによって日本独特のWeb文化が生まれたんだな、と思います。この感情のない1と0の電子の海で、日本人は日本人らしく、管理人が見えるサイトはそこを相手の所有物とみなし、許可を求めたりする。「あがってもよろしいでしょうか?」「リンクを貼ってもよろしいでしょうか?」

 リンクは個人として相手に「貼る」ものか。Webが広がる過程で「張られる」ものか。

 理想論としては、Webはリンクを自由にして情報を広げていくスペースだったと思う。上の例で言う「張られる」ものだと思う。でも、まあ、何でも欧米にあわせることはない。理屈じゃない部分として、日本人の精神的居心地のよさとしてはとりあえず相手の意向を伺う。
 だから、結果論として、このインターネット空間に日本的なスペースがあってもいいと思う。日本人が一番とりやすいコミュニケーションスタイルを保つ空間。ちょっと鎖国だけど、もうちょっと優しい鎖国。ナンコツ、とか呼ぶとちょっと気が利いてるかも。

 さっきも言ったけど、1と0のデジタルスペースは感情を持たないけど、「サイト管理人」という人格が見えるWebスペースのほうが僕は好きだな。

 「僕の」「サイトは」「リンクフリー」です。僕が、日本人だから。

(参考)

2004.2.25 wed

昨日アップしたテキストに関して頂いた感想メール。
>ああいうのはどうやって考えるんですか?

考えるんじゃありません。突如として思い付くんです、おもに仕事中に。

2004.2.26 thu  日記の中の日記

 一応、このサイトのトップにあって、一番ちまちま更新されているこの文章は「日記」と分類しているので、たまには日記ぽく普通に一日を書いてみよう。

 朝、ホームで遠足か何かに行く小学生の一団に遭遇。それっぽく話を盗み聴きしてたら(ていうか、大声で喚いてるから嫌でも聞こえる)、中学に行ったらギャルになる、とまるでファイナルファンタジーのジョブチェンジか何かのように話してた。朝から軽く眩暈を覚えた。
 仕事中、プロジェクトマネージャーから「榎本くん、今日は抱えてるバグとかないよね」と何度も聞かれる。「それ午前中には終わるよね」「はい」と言う具合に午後から別業務を振られる。しかもその仕事を定時後になって「これ今日中じゃないとまずいなあ・・・」と言い出す。やられた。
 昼ご飯はいつも同期や歳の近い先輩4、5人で食べるのだが、今日は都合つかず、一人でコンビニのお弁当を食べる。ちなみに節電のために昼休み中は職場の電気は消してある。隣の隣ではさっきのプロマネの人が寝ている。すごく寂しかった。
 午後はお腹が膨れた効果もあって強烈な睡魔に襲われた。そこで七味唐辛子を文字通り「死ぬほど」かけてある真っ赤な大辛せんべえを買って食べる。あまりの辛さに確かに眠気は吹き飛ぶが、同時に全身および顔からすごい汗が出て、気持ち悪くて仕事に集中できなくなる。ちなみに、おやつどきに買ったこの70円のせんべえは夜の10時に退社するまでに半分食べれませんでした。
 夕方、定時を過ぎれば帰る人もいるけど、僕はプロマネの「まずいなあ」発言を受けて腹をくくる。
 そのあと、明日業務成果について発表をする先輩がその発表練習をすると言う。感想者求む、というメールが流れていたので、個人的に仲がすごく良い先輩なのとプレゼンテーションについて勉強しようと思い見に行ったら、観客は僕を含め二人だった。もうそれだけで僕の笑いのツボを刺激してくれる。
 しかも、明日発表だと言うのに「発表練習を初めてやる」とか言う。それも僕の笑いのツボをとても刺激してくれる。肝心のプレゼンテーションの中身だけど、章のタイトルが「デモ」とか、一枚目が「背景」「概要」でなく「目的」だったり(いきなりかよ!)と単刀直入で好感度大。と同時に明日はきっと批判度爆大。間違いない。さすがに訂正するとか言ってたけど、是非このままでやって頂きたい。
 予定(僕が立てた予定でなく、プロマネの方が立てた予定)の業務を終え、会社を出る。ポータブルCDでシャカラビッツの新しいアルバムを聴きながら電車に乗る。駅でヤクザ風の男がサラリーマンを恫喝している現場に遭遇。大声で「あー!?」とかしか言わない、しかも駅で、ていうか電車乗ってる、などなどからきっとヤクザではないと判断できるけど、小市民なので巻き込まれないと計算した位置から淡々と観察する。でも電車が来たからあっさりと乗った。
 そしてこの家がある街の駅に着いたけど、どうも近所のライブハウスでライブがあったらしく、ヴィジュアル系寄りロックファッション風の若い男女(女、のが多いかな)がけっこう居た。ゴスロリもたくさん居た。僕はけっこうありなんだけど、行き過ぎた人はちょっととか思う。そんな行き過ぎた方たちのメイク濃いのが汗で落ちまくり。ロリっていうか、ロボ。ゴスロボ。
 そして11時半。今度は部屋でBLITZを聴きながらこの日記を書いてます。今日もなんだかいろいろあったなあ。日常でした。

2004.2.27 fri  猫語

 にゃ、にゃにゃにゃにゃにゃ。にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ、にゃにゃにゃにゃ。にゃにゃにゃにゃ、にゃにゃにゃにゃ。・・・、にゃにゃにゃにゃ。にゃにゃにゃにゃ、にゃにゃにゃにゃにゃ。にゃ、にゃにゃにゃ。


2004.2.29 sun  news station

 品川駅の新幹線の改札で見かけた究極の公然わいせつ。ひたすらキスを繰り返す、別れを惜しむカップル。彼氏が何度も抱きしめて慰めて、またキスをする。そして彼氏が改札を通ってトイレに入ったら、彼女はおもむろに携帯を取り出し何やら操作する。すると携帯片手に彼氏がまたでてきて。
 130円で改札を通りホームまで行ける「入場券」の存在を教えてあげたかった。余計なお世話を振りかざしたかった。そこまで人前で愛し合い別れを惜しんでるんだから、まさか130円をケチってるわけではあるまい。


2004.2.30 mon  頭の体操て言葉はリアルに考えると気持ち悪い

 本当は3月だけど、3月用の新しいファイルつくるのめんどいからこれで許してね。2月30日てことで。えへん。

 それじゃあなぞなぞ出します。あるところに正直村と嘘つき村が隣り合ってありました。正直村の人は絶対に嘘はつかないし、嘘つき村の人は嘘しかいいません。そしてその村の入り口、二つとも「正直村」と書いてあります。要するに、片方は経歴詐称です。古賀潤一郎氏とは一切関係ありません。
 さて。二つの村のちょうど中間地点に人がいます。どっちの村の人か解りません。正直村に行きたいので質問をしたいのですが、本当のことを言ってくれるか嘘を言うか解りません。

 さて。なんと尋ねれば、正直村に行けるでしょう?正解は、来年くらいにいつのまにか公表します。もしくは明日かも。明日かなあ?明日じゃないのお?

2004.2.31 tue

 今日もこのてきとうな日付で許してね。大丈夫、31日ならまだいける。えへん。

 「長くて固くて太い●んこ」

 これを読んで最初に想像したもので、あなたの品性が問われるってもんです。ちなみに、セキュリティが叫ばれるIT業界に生きる僕はもちろん「長くて固くて太い金庫」です。安全!セキュリティ!長くて太くて便利!小切手がたくさんしまえちゃう!

2004.2.32 wed

 物理的にありえない日付になったな。えへん。いや、この際、日付なんてどうでもよく、ろくな推敲も吟味もネタ選びもしないで適当に書くと、今日会社帰りって言っても12時過ぎなんだけど、とにかく乗った電車は酔ったおばさんがうるさく、みんな迷惑してる空気がムンムンムラムラしてて、まあそんな時間と騒音にもかかわらず比較的混んでいて、駅についても駆け込み乗車するやつらのせいで扉が閉じたりしまったりしてて落ち着かなく、そのうっとおしさはそのおばんさん並に迷惑だったわけで、そんな電車に降りた後も人の群れが疲れた顔だったのに抵抗を感じて僕は元気な顔のふりしてたけどやっぱり疲れてたと感じながら歩くと新しくできたファミリーマートが視界に入ったけど入りそうで入らなくてやっぱり入ろうとして結局入らなかった僕は自分で自分を褒めることこのうえない、そんなことをマッドカプセルマーケット聴きながら帰宅して現在パソコンの前で全裸です。

 そんなわけでまたなぞなぞ。上の文章の矛盾を一つ指摘してください。答えは、まあ、発表したりしなかったり。どうでもいいじゃない。



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