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2004.12.2 thu  検索ランキングの密かな記録

 毎年Yahoo!Japanが発表する検索ワードランキング。これに関して暫定版ということでYahoo!ニュースに記事がありました。リンクはここね。
 まあ一番大きな話題は3年連続で「2ちゃんねる」が堂々1位であることです。しかし個人的にもっと目を引いたのが今年の「著名人検索ランキング」。「省庁名」「施設/地名」なんて誰も興味を持たない地味な部門に対し、誰もが知ってるあの人この人の名前が並ぶ華やかな部門です。その部門の今年の1位から10位を以下に引用します。

順位   2004年暫定   昨年同順位
  1   オレンジレンジ   モーニング娘。
  2   モーニング娘。   SMAP
  3   浜崎あゆみ   浜崎あゆみ
  4   Mr. Children   B'z
  5   大塚愛   松浦亜弥
  6   GLAY   Mr. Children
  7   上戸彩   GLAY
  8   井上和香   ゆず
  9   蒼井そら   長谷川京子
  10   ゆず   w-inds.

 浜崎あゆみが3位の女王であるとか、あややのポジションに大塚愛が来たとか色々ありますが、そんなことを出し抜いて注目すべきは9位の蒼井そら。この子、AV女優です。
 過去のランキング(2001年、2002年、2003年)を調べたんですが、今までの実績として女性著名人のトップ20までにAV女優はなかったですよ。これは何気にすごいんじゃないか。

 ちなみに彼女はロリ顔に巨乳というAV界で伝統的なコンビネーションが売りです。ええ、お世話になりましたとも。


2004.12.5 SUN  安倍なつみ・2004年2月4日リリースシングル"一人ぼっち"

 世間で安倍なつみの盗作が騒がれてます。その盗作の内容についてはここのまとめサイトがシンプルで解り易いので、どんな具合に盗作がなされたかあまりご存知ない方でかつ興味のある方は一度ご覧ください。ちなみにこのまとめサイトのURL、ハロプロにパクリという単語を交えたと思われる「パロプロ」って名前になってるのが滅茶苦茶センスいいなあ。

 さて。よく言われる一種の都市伝説みたいなものだと思うですが、アイドルが自分で作詞したと発表したとしても実は別人が書いた、所謂ゴーストライターがいるという話があります。そしてこれって誰もが一度は聞いたことがある話ですよね。
 それを裏付けるような一例を僕の記憶の範囲から出しますと、浜崎あゆみがテレビで曲のタイトルの意味を聞かれたとき、自分で書いた曲のはずなのに「・・・かな?」なんて言い方をしたことがありました。明らかにおかしなリアクションですよね。こういう瞬間とかを見たりすると「本当に自分で書いたのかよ」とか思ってしまうわけです。
 こんなこともあってか、この「ゴーストライター説」って妙に現実性があります。また上の一例のようなオプションを抜きにしてもこの話には何故か説得力があって、比較的世間で信じられている、もしくはある種の常識にすらなってる気さえします。少なくとも僕の周りではこのゴーストライター説について「そんなことないよ」と明確に否定する人はいませんでした。

 でもこれも良く考えてみたらおかしな話なんですよね。だって今まで誰一人「私の作詞はゴーストライターが書きました」って認めた人いないし、実際、「アイドルの●●が作詞した」って言って実は違う人の作詞だったらそれは立派な詐欺罪でありしかもJAROに相談できるほど誇大広告ですよね。そこに商品価値を感じて買った人もいるだろうに。

 今回の盗作事件(騒ぎ、だなんて優しく表現なんかしてやらね)は、まず大前提としてこのゴーストライターの存在が真か否かが肝となってくるはずです。そんなものは存在しなく都市伝説の領域をでないものならば、今回の事件は安倍なつみが素人感覚でやった事件もしくは本当に真性のお馬鹿さんだったから起きた事件になるし、ゴーストライターが存在するならとんでもない手抜きな人物を雇ってしまったねという話になります。一部で言われている「事務所を裏切り独立を考た安倍なつみを潰したた芸能界のカラクリ」という話もゴーストライターがいるならそのカラクリの一部じゃねえか?なんて(ずいぶんと仕込みの長い壮大な話になりますけど)見方もできるわけです。

 でも実際の所、真実なんてものは一般人の僕らには絶対に見えっこないです。そして一般人である僕らは上で挙げたようなゴーストライターとか事務所による潰しとか、そういうものも含めた芸能界の本当の姿をよく知らずに、もしくは噂を鵜呑みにした上で、会社の同僚との話題として、お茶の間の話題として、恋人同士の取りとめのない会話のトピックとして、ネット上の議題として、批判弾劾誹謗中傷擁護議論を繰り返します。
 本来これらの会話ってのは、これらを行うのに大前提として「情報」が必要なはずです。本人から聞いた、とかね。でも誰もそんな情報を持たずにこれらの会話を行ってる部分に、僕は非常に違和感を感じます。本人が書いたという前提の下「バレないと思った安倍が悪い」、ゴーストがいる前提の下「とんだとばちりだよね」、安倍なつみを友達感覚で知っている前提の下「なっちはそんなことする人じゃない」。そりゃこの話は噛み合わないでしょ。
 この話について、芸能界の闇なんて言葉を散々見ましたが、これはそれ以上に僕ら自身の闇じゃないのか。自分で確かめようのない何かを前提にしてものを考えたり、不安になったり疑ったり。情報の氾濫する時代と言ってしまえばそれだけの話だけど、ネットやマスコミといったメディアから一歩離れた友達同士の間でも噂を前提に仲違いするなんてよくある話です。僕が感じる違和感はこんな現象への嫌悪感、自分が関わってしまった場合の恐怖感から来るのかもしれません。

 結局これらのなかで、「それでも私はなっちが好きです」「なっちを応援してます」てのは正直なところ不器用で頭の悪い擁護に見えるけどさ。「自分が安倍なつみが大好きだ」という己の感情、言わば間違いない情報を前提にして意見をしてるわけで、実は一番確固とした意見じゃないかなとさえ思う。誤解なんて生じない、それこそ闇なんかないとさえ思う。純粋でいいじゃねえか。
 彼女らのトイレ盗撮を喜んでダウンロードしつつ、彼女らの盗作であっさりファンを辞めるのももちろん自由だよ(そしてダウンロードしたファイルをハードディスクにいつまでも保存するのも倫理的問題はあるものの自己責任の範囲で自由だよ)。でもそれでもファンを辞めないって人を個人的には応援したい。もちろんそんなファンが居ることよって安倍なつみのやったことが消えるわけじゃなけどさ、そういうファン心理てのはきっと素敵なものだよ。

 安倍なつみの謝罪コメントは盗作を謝罪したわけでなく世間を騒がせたことへの謝罪という本末転倒なものでした。おそらく「世間全体への謝罪がないとまた叩かれる」という部分があるのは解るんですけど、本当に謝罪しなければならない相手ってのはこういうファン相手じゃないですかね。別に僕は迷惑など微塵も被ってないけど、例えばティーンネイジャーのファンがショックを受けたんだったらそれは本当に迷惑だったんじゃないでしょうか。実際、「テスト前だけど気になって勉強できません」なんてリアルな日記読みましたよ。気の毒に。
 おそらく、安倍なつみは自粛期間の後に何事も無かったように復帰すると思います。そして有力プロデューサ付きの表舞台で活動をするでしょう。しかし、もし彼女が芸能界を干されても芸能活動を諦めず、それこそモーニング娘。の始まりのように手売りでCD売る事から始めたら僕は彼女を見直しますよ。それこそ本当にファンへの謝罪というか、真剣な罪滅ぼしですよね。あの「5万枚売ったらデビュー」なんて絶対に成功するに決まってる、華々しくデビューさせるための嘘臭いドキュメンタリーと違って感動的じゃないですか。


2004.12.8 wed  GAS save me

仕事中に下腹部に違和感を感じ、慌ててトイレの個室に駆け込みました。準備万端の体勢で便器に腰掛け、張り詰めた全身の緊張を解き放ったところ、ぷすーと情けない音だけが鳴り響きました。いわゆる空振りです。
今のは外の人に聞かれた、すぐに出て知り合いがいたら超恥ずい、ていうかそんなオプション抜きに普通にケツ丸出しな上に馬鹿丸出しだ、しばらく時間稼いでおもむろに流してから出るのが最上の策ではないか、とか色々考えた正にその瞬間。隣の個室からトイレ中に響き渡る大きなサウンドが発せられたのでした(うーん、っふ!とかいう声付き)。

何だか救われた気がしました。


2004.12.12 sun

おいしい焼肉を食べました。


2004.12.14 tue

仕事中に、鼻から予期せぬエラーが発生しました。


2004.12.18 sat  サイトトップ変更しました

 今日の日記はいつもに増してつまんねえ内容だ、覚悟しろよ。

 ご覧のとおり、サイトのトップのレイアウトを変更しました。一番大きな変更は、右側に「更新履歴」を表示している点です。解る人には一発で解るとおり、2004年にブレイク・大流行のブログっぽい感じにしようかなと思ってこうしました。ブログだとまだまだ「何月のエントリー」とか「リンク」とかあるんで、そういうのを参考にしながらまだちょこちょこと修正したりすると思います。
 ブログ風を意識するくらいならいっその事自分のサイトをブログに移行しちゃえよ、とか思わないのでもないんですけど、まあそこまでは良いかなとか思って。

 そもそもブログてのは一種の「仕様の統一」だと解釈してるのですが、だったらそれはそれでブログに移行しなくてもサイトのデザインレイアウトとかサイト内の構成をブログっぽく合わせていけば事足りる気もするしね。あと本当言うとただ単純にめんどくさいからブログに移行とかしません。いや、意外に簡単かもしれないけど。

 個人的意見として、このサイトのようにレビューや音楽テキストを書いてるサイトはブログとの相性が良いかなと考えています。
 何らかの対象について批判を含めて自分の意見・感想等を書くならば、それらに対しての他者の意見・反論やさらに「こういう情報もあります」「新作リリースするらしいです」とかがサイトの一部(ログ)として残るのは有意義だし、同じ音源・アーティストについて書いている他のブログのエントリーにトラックバックしたりとかもすごく便利ですよね。そしてインターネット(web)に匿名でありながら様々な意見・情報がログ(log)が集積されていく。ブログ。仕様を統一することで、インターネットというメディアに一つの方向性が打ち出されたという観はあります。楽しい時代じゃん。

2004.12.19 sun

やっぱ心霊写真で幽霊のオチンチンが写ったらその肝心な箇所にボカシが入るのかね。乳首とかなら、やっぱセーフなのかな。霊能者もコメントにさぞ困るでしょう。露出狂だよ。そいつらどんな怨念残して現世に残ってるんだって話じゃん。今日も平和な週末でした。

2004.12.23 thu  LOVE YOURSELF MORE THAN A NEIGHBOR, MORE THAN A CARROT

 仕事が落ち着きそうで落ち着かない、何やらおかしな状況に置かれています。毎日のように「あと2、3日で山を越えるかな」と考えてるみたいな状況ですよ。目の前にニンジンぶら下げられて走る馬の心境ってこんな風なのかな。

 そんな毎日でロクにニュースも見れないんですけど、今日は休日の出勤だから比較的早めに帰宅してテレビで軽くニュース見たりネット見たりしてたら、ちょっと驚きました。北朝鮮に経済制裁をすべき、みたいな世論になりつつあるそうじゃん。何でもめぐみさん遺骨捏造事件が国民の怒りに火をつけたとか。
 確かにあの捏造事件は北朝鮮という国の不誠実さ(それ以上の技術力の無さと知能の低さ)を認識するに充分な事件であり、それは怒るべき(そしてとことん馬鹿にして笑い倒す)ことなんだけど、単純に考えたって経済制裁をしたら即座に拉致被害者が帰ってくるわけでも金政権が崩壊して北朝鮮に健全なる民主主義国家が誕生するわけでもない気がするんですよね。

 僕の感覚だと、経済制裁てのは戦争になるなりテポドン撃ち込まれるなり、そんな非常事態に突入するのに充分なトリガーだと思ってます。なぜなら日本がアメリカに宣戦して太平洋戦争に突入したのは、アメリカからの経済制裁が原因でしょう。このあたりの事情を僕はきちん勉強してきたわけじゃないから、単純にその当時の日本と現在の北朝鮮を比較できないとは思うけど。右翼的な感情論が世論の主流となっている報道を聞いたとき、この国は歴史から何を学んだんだってことが真っ先に頭に浮かびました。
 太平洋戦争は日本の正統な防衛戦争だったという意見があります。あんなことされちゃあ日本は死活問題だから開戦止む無しも仕方ないよね、という具合の意見です。僕は、日本人として、単純なシンパシーからそれを支持してますし、そうであって欲しいという願望、世界からそのように認めてもらいたいという願望があります。いつも思うけど、自虐史観なんぞクソ食らえだ。
 もっと自分と自分の国に誇りを持とうよ。親切で勤勉で穏やかな国民性が売りの素晴らしい国じゃない。ロックてのは自分を愛することから始まるんだから、隣人よりニンジンより先に、まず自分を愛せよ。

 話がそれました。繰り返すけど、当時の日本と現在の北朝鮮を単純に比べることなどできないのは重々承知です。それでも、日本は経済制裁という攻撃を当時の大国同士の覇権争いの過程で受けたのかなと思いますし、今現在六カ国協議なんてことをやってる時点で充分に複数国の国益を争う覇権争いの過程と見なせますよ。後日、北朝鮮がテポドンを撃ち込んだのは止む無し、などと言われるのは真っ平ごめんだと言うわけです。太平洋戦争の日本正当防衛論を支持したいからこそ、なおのこと。
 駄々こねる子どもからお菓子を取り上げるのとは訳が違う。小泉首相が経済制裁に対し慎重な姿勢で構えているのは当然ですし、それくらいで構えてもらった方が国民としては安心できます。その上で色々と交渉してもらい、様々な問題を解決してくれることを期待します。

 ところで、「隣人よりニンジンより先に、まず自分を愛せよ」、自分で考えといてこう言うのも何だけどこのフレーズちょっと気に入ったな。馬には悪いけど。


2004.12.24 fri  バーベキュー・チキンズ

畜生、丸焼きにされてるのに半額ってどういう扱いだよ。しかも俺売れてねー。ワゴンに山積みされて残ってる。こんな扱いされるために生まれてきたんじゃねえっつう話だよマジで。

以上、売れ残ったローストチキンの気持ちになってみました。


2004.12.28 tue  NO PUNK FOR A NAME

ライブで残虐な映像を流した某ヴィジュアル系バンドの行為をパンクと混同しないで欲しい。

ピストルズはイギリス社会における権威とか宗教とかのタブーに挑戦した(それをパフォーマンスに使った)のであって、命を軽視したりショッキングな映像を利用したりしていない。ハードコアパンクバンドが死体をジャケットに使うのはそれら死体は基本的に戦争の被害者の写真であり、そこには戦争反対の思想が根付いている。
「反体制」「世間に白い目で見られる行為」などの、マニュアルに書いてあるようなパンクらしい何かをすることがパンクじゃない。「自分が気に入らないこと」を「しない」という姿勢がパンクだ。

この事件をもってしてヴィジュアル系をおかしな連中と見なしたりするわけでもないし(僕もいい歳だし)、そんな方々がパンクという言葉を使うのも自由だと思う。パンクの定義なんて人それぞれで様々だ、なんて今更言うことでもないし。けど陳腐な感想ながら、さすがにあれはどうかと思うよ。


2004.12.29 wed

GREENDAYのレビューをアップしました。これが今年最後の更新になります。当サイト初のクロスレビューで今年を締めくくろうという粋な演出のつもり。「デキル男」はこういう所で差をつけないとね。
とりあえず複数人のレビュアーという当サイト初の試みなんで、多角的な視点というのを楽しんで頂けたらなと思います。レビューに協力してくれたエツコさん、キイチさん、ありがと。また一緒にやりましょう。
あと簡単な予告として。来年最初の更新は自分が購入した2004年発表音源より、ベスト5とワースト5、そしてお気に入りのジャケット5枚、なんてのをやろうかなと思います。お楽しみに。

それじゃ、皆様、よいお年を。




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