2003/12/28 (sun)  DIE FOR THE GOVERNMENT

 自衛隊が派遣されることによって、僕は靖国神社というものに対して日本国内で見なおされるのではないか、と思ってます。

 もし、仮に、非常に残念ながら、自衛隊員が命を落としたとき。それが靖国神社に奉られるのかどうか僕には解りません(殉職自衛官の慰霊碑地区というのは防衛庁内にあります)。しかしそれが国のために命を落とした方であればそれは太平洋戦争で戦死した人および巻き込まれて亡くなられた方と同じであり、その人たちに対し国家の首相が感謝と敬意を示し慰霊をするのは当然なことだという認識が日本国民の間で広まるんじゃないでしょうか。
 森前首相が先に触れた殉職自衛官の慰霊碑地区の披露式の際にこう述べています。

「(殉職自衛官の妻は)子供に『父さんは国のために死んだ』と教えるだろうか。それとも『こんな仕事についてはいけない』と教えるだろうか。国に命をかけた人の霊を国が慰めることが遺族の誇りになる」

  国のために命を落とした人に対し首相が慰霊する行為を隣国で非難される国、日本。前倒しで参拝とか、「個人として参拝した」などの行為やコメントが飛び交う。これがどれほど異常な事態なのか。こんな国のために誰が死ねるか。
 国家は国民を守るために存在するのに、それに反して国家のために命をかけるということ。そんな文字通りの「命題」にこの国がどう応えていくのか。自衛隊が派遣されるこによって、その線上の問題を真剣に問う動きというのがあるのではないかと思います。戦場の問題のあとで。



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