当サイトは主にパンク中心にうるさいロックについての感想、レビュー等を掲載しているサイトです。
サイトの名前は、とくにありません。

書いてる人:榎本 (27歳男)




2005.07.01 Fri  移転のお知らせ

当サイトは下記アドレスに移転しました。
http://qwertyu.boo.jp
以後こっちのサイトで更新します。よろしく。



2005.06.29 Wed  アヴリル、婚約!

アヴリル、婚約!
 そうか、アヴリル、本当に愛している俺じゃなくてビジネスを選んだんだね・・・結局一度も二人きりで会えなかったけど、僕等の過ごした時間は将来のお互いのためになるだろう。さようなら!フォーエヴァー!

 などという妄想をたぶん一年以上は書き続けてきた僕ですけど、このニュースは素で少々びっくりした。電撃バップもいいところだぜ。
 いやでも嬉しいじゃない。アヴリルってインタビューとかでも「女の子はもっと自分を守らなくちゃいけない」「簡単に身体を許しちゃダメ」と語るからさ、マジメな女の子のイメージがあるんだよね。だからたまにいるじゃん、結婚早いけど幸せな家庭を築くタイプって。何だかそんな感じの女の子に思えます。
 さらに言うならばデリックもSUM41というカリスマバンドのヴォーカルの割りには地味な顔してるよね。あれどちらかと言えば中堅ロックバンドのドラムに居そうな顔じゃん。だから浮気の心配もないに違いない!
 と言うわけで。お幸せに。


2005.06.26 Sun  見えてるのか見えてないのか

眼鏡を掛けたまま洗面台でコンタクトを洗い、そのままつけようとして眼鏡にコツンとぶつけました。


2005.06.22 Wed  ANSWER FOR ..."MUSICAL BATTON"

 最近流行りのMUSICAL BATTONなるものをWE IN MUSICのさやか様より渡されました。面白そうなんで回答してみます。ちなみに日記のタイトルのANSWER FOR...はブラフマンファンのさやか様への感謝を込めております。気配りと芸の細かい俺やっぱいいね。最高。
 一応簡単な説明をここに記しておきます。出典はこちら
概要
海外のブログに端を発する、音楽に関する企画。
音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の5人を選びその人にバトンを渡す、というルール。

 という感じです。わあただ回答するだけじゃなくちゃんと解説を示す気配りと芸の細かい俺やっぱすばらしいね。マジで最高にもほどがある。このサイトはブログじゃないけど、ブログというものはウェブサイトの仕様統一にすぎないという観点より、このサイトでも回答することにしました。

■ Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

17.92GB、6314曲。まだ家にあるCDすべてを入れたわけじゃないので、日々増え続けております。参考までに、WEBダウンロード販売で購入したアダルト動画ファイルの容量は約40GB。どうやら僕は音楽ファン失格のようです。

■ Song playing right now (今聞いている曲)

このバトンを渡された掲示板の書き込みを見た瞬間に聞いていたのはAMBER PACIFICの"THOUGHTS BEFORE ME"。WARPED TOUR 2004のコンピ盤収録のトラックでした。今改めて聴いてみると、サビに「あなたの手をとってもよろしいですか?」なんてフレーズがありますよね。わあ、こういう企画にぴったり。

■ The last CD I bought (最後に買ったCD)

 AVENGED SEVENFOLD / CITY OF EVIL
 ついこないだアマゾンから届きました。近日中にレビュー登場予定。メタルだよ!

■ Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

 単純にiTuneの再生回数のトップ5を並べたいと思います。
1. VIRUS / STILL FIGHTING FOR A FUTURE
2. THE DISTILLERS / I AM REVENANT
3. PENNYWISE / GOD SAVE THE USA
4. A GLOBAL THREAT / LIVE FOR NOW
5. NOFX / GREEN CORN

 特別な思い入れとかはないなあ。逆に特別な思い入れなんかなくても1日音楽聴いて楽しめる歳になったと思います。

■ Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

326様 / Life Won't Wait
けい様 / JUNK DISC
キイチ様 / Timeless Label
tsugu様 / 0564crew
パンク佐藤 / パンクでスッポン

 上記5名の方には別途連絡いたします。よろしく。
 あとこの企画そのものはちょっと思うところがあるので、それは別途どこかで触れたいと思います。


2005.06.20 Mon

前日サッカーのコンフェデ杯を見ていたため、今日は軽く寝不足でした。それでも仕事に影響ない俺ってマジで立派くね?何食わぬ顔で打ち合わせに出てたよ?まあ常に片手にコーヒーな状態だったけどさ。ていうかU20のワールドユースとかもあるし、最近深夜に見たい試合が連続しとるからね。嬉しい悲鳴で大変だよ。
とりあえずギリシャに勝って大喜びだったんですが、この試合で「ギリシャって本当に強いのかよ?」とか疑問に思ってしまいました。だって何回ディフェンスラインの裏を突かれてんだよ?て状態だったじゃんね。

なんてことを昼飯どきに会社の先輩に話したところ、ずーとユーロのサッカー追いかけてる先輩が言うには、ギリシャは強い国に対して徹底的に守ってカウンター→セットプレーの流れで点をとって行く国だから、強豪国でない日本だから(ギリシャが攻めようとして)逆に勝てたんじゃないか、とのことでした。ちなみにだからこそギリシャがどんな戦術で来るか、その先輩的にはかなり興味があったっぽいです。

なるほど、奥が深い。2002年のワールドカップからのにわかファンにはできない分析だ。


update2005.6.19

DESTRUCTION MADE SIMPLE / TERROR STRICKEN YOUTH  (2003輸入盤)


 有名なお話だと思いますが、「メロコア」すなわちメロディックハードコア(パンク)という言葉は和製英語です。元々は日本の音楽ライターがNoFXやOFF SPRINGなどを日本で紹介するために使った表現です。ちなみに「へヴィロック」も同様ね。
 メロコアという単語について、この段階で商業的な目的も含めて(販売促進とか)ジャンル用語にする狙いがあったかどうかは分かりませんが、相手にイメージを伝えやすい便利な言葉を生み出したのは上手いと思います。多摩川のタマちゃんぐらい素晴らしいネーミングセンス、そのまんまなところが最高だね(褒めてますよ)。
 現在ではBAD RELIGIONや上記NoFX関連でNO USE FOR A NAMEやLAGWAGONなどFATから出てるバンドがメロコアとして括られる傾向があるようです。日本のバンドだとモンゴル800やハイスタやHAWAIIAN6やELLEGARDENなどが代表的でしょうか。

 言葉というものはツールですから、相手に伝われば良いという側面があります。だからいろいろ議論を呼ぶこのメロコアという単語ですけど、僕個人としてはこの和製英語を使うことに特に抵抗を感じませんし、これがパンクかよ?という発想もあまり興味がありません。
 そもそも他人の価値観に関心はあっても、関心以上の感覚を持てないからね。ワタクシ、パンクでございますから。





 ここであえてこの言葉にこだわってみます。

 つまり、言葉どおり、本当にメロディが強いハードコアパンク、メロコアバンドってどんな感じだろうか。この問いにはいくつかの答えがあると思うけど、個人的にこれは外せないな、と思うバンドがあります。

 それがこのDESTRUCTION MADE SIMPLEです。2001年カリフォルニア南部で結成の変なメイクしてる人含む5人組。2002年のWARPED TOURに参加し、そして2003年にこのアルバムをA-F RECORDSからのデビュー盤としてリリース(バンドとして何枚目なのかは不明です)。誤解を恐れずに、を通り越して誤解されるように書くと、これはメロコアバンドの珠玉の一枚です。
 ハードコアと呼ぶには控えめのメインヴォーカルに、ギターはシンプルな繰り返しと印象的なメロディを駆使し、ベースは力強く掻き鳴らされる。そして政治的主張の強いメッセージ。やっべー、めちゃめちゃかっこいい。メロコアとして最高。もう一回言っておこう、メロコアとして最高。

 ここで#1からちょっと聴いてみましょう。

 #1のトラックタイトルは"THE END"(いきなり終わりかよ)。イントロはくっきりしたギターのメロディが確かに目立つけど、実は単純な繰り返しという展開から始まり。そしてすべての楽器が重なり一気に加速、爽快な雰囲気を作る。歌詞は日常的な幸福を攻撃的な単語が破壊する内容。サビでは爽快さよりも力強さを強調した仕上がり。ここではハードコア臭さをやや感じる。
 #2"IMMIGRANT"はメロコア強さが強いが、メッセージはイラク戦争批判。続く#3"FLIGHT 17"では(おそらくメインヴォーカルとは違う人の)ハードコアのスタイルの一つとも言うべき甲高いヴォーカルで幕開く。
 この調子でアルバムを一通り聴いて、爽と激のどちらが印象に残るか。甲乙つけ難いところです。

 もちろん彼らのサウンドは、いわゆるメロコアという単語が指す音楽とはやや違います。どちらかと言えばハードコアという括りで語られるバンドであり、さらに言えばギターにメタルの影響が見えるハードコアバンドという風です。だいたいこれをメロコアって呼んじゃうとニューヨークハードコアからたくさんメロコアバンドが出てきちゃうじゃんね。H2Oとか、MURPHY'S LAWとかさ。あのあたり超メロディックじゃん。
 人それぞれだから彼らをメロコアだろうとメロディックパンクだろうと好きにカテゴライズして良いてのが僕の個人的な考えです。そんなわけで有言実行な僕はiTuneのメロディックパンクのプレイリストにKILL YOUR IDOLSとか入れております。結局、ジャンルなどその人の主観に拠るわけ。

 だから僕は誤解されるようにこう書きます。このバンドを、このアルバムを、メロコアファンにお薦めしたいと思います。文句があるヤツは誰にでも納得される明確なジャンル表でも作りやがれ。





 ところで、彼らのことを色々とネットで調べてて一番面白かったエピソードは、WARPED TOUR 2003でスタッフに対してか出演者に対してかちょっとよく解からないけど、とにかく裏方で調理担当だったってこと。
 こいつらのバンド名"DESTRUCTION MADE SIMPLE"だよ?これが料理に反映されたらどんなんやねん。


オフィシャルサイト:たぶんない


2005.06.17 Fri  良い子のパンク用語講座

以下は字面が似てるから間違えがちだけど、良い子のみんなは間違えないでね!ファッキン!

○ メロディックハードコアパンク
× メロディックハードコアパンダ


2005.06.15 Wed  IT用語風だと「コンピュータ付きブルドーザ」

 現在、「日本の政治 田中角栄・角栄以後」(著者:田原総一郎)を読んでいるのですが、そのなかに記述されている田中角栄の言葉がすごい面白かったのでここで紹介したいと思います。以下引用↓。

「法律というものは、ものすごく面白いものでしてね。生き物だ。使い方によって、変幻自在、法律を知らない人間にとっては、面白くない一行、一句、一語一語が、実は大変な意味を持っている。(中略)壮大なドラマが、その一行一句にこめられているのです。それを活用するには、法律に熟知していなければならない。それも、法律学者的な知識ではなく、その一行、その一語が生まれた背後のドラマ、葛藤、熾烈な戦い、それらを知っていて、その一行、一語にこめられた意味がわかっていることが必要です。(後略)」

 この言葉、すごく深いなあと思って。

 というのも、僕が職業として選んだ職種である、世間では大雑把にSE(システムエンジニア)という職種、自分の業務内容を的確に表現しようとすればコンピュータシステム開発者という職種にもこれは見事に当てはまる。もちろん、法律じゃなく、仕様書とか要件定義書とか、それらドキュメントに対してです。

 今まで先輩に教えてもらったことの中に、「仕様書に無駄な言葉はない」というのがあります。仕様書中に書かれているある言葉によって、システムの実装のどこかが決まってくる。つまりは仕様書のなかで、その言葉が使われていることの大きな意味があったりするし、さらに要件定義書のなかでさり気なく書かれている要件が実は顧客側の深刻な問題に対するソリューションに繋がったりする、ということです。
 これってつまり上記の田中角栄の言葉の、法律に対する認識とまってく同じことで。非常に印象深かったです。これを知ったことだけでも土日とかにモスバーガーで昼食がてらに500ページ近いこの本をコツコツ読んでた価値があるってもんです(まだ全部読んでないけど)。

 ある程度先輩や上司になれば当然なんだろけど、自分の周りの同期であったり年が近い人のなかで「仕事ができる」と言われる人たちってのはきっとこういう部分をしっかり把握していて、ゴールを見据えて業務をこなしているんだろう。自分がまだまだ技術的に未熟なのはきっとこういう部分が(言葉では解かっていても)ベースとして弱いんだろう、などと思ったりした。

 きっと他の職業でもそうなのかな。目の前の情報とかお客さんの言葉とか、それをどう捉えて仕事を進めるかってのはきっと大事なんだろう。


2005.06.13 Mon

■ 何回わびても限界ない 羽田氏、靖国参拝批判 全文引用↓
 民主党の羽田孜元首相は13日夜、都内のホテルで開かれたパーティーで、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「(中国の反発は)被害者の悲鳴だ。なぜ独り善がりで突っ張っているのか。戦争は絶対やらないという覚悟を持っているなら、何回わびても限界があるとは思わない」と、首相の姿勢を批判した。
 羽田氏は「首相は『戦争をしないためにお参りをしている』と言うが、(中国では)日本の首相が戦争を始めた人を神様にしてお参りしていると思われている」と指摘した。
(共同通信) - 6月13日20時34分更新

 羽田さん、アンタ・・・ご自身が「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に所属して、なおかつ今年も参拝したやん・・・。


2005.6.9 update

FALL OUT BOY / FROM UNDER THE CORK TREE  (2005.2.25日本盤)


 以前もこのFALL OUT BOYの音楽テキストは書いたんですけど、正直また書くとは思いませんでした。だって、売れないと思ったもん。数あるポップパンクバンドのひとつとして埋もれると思ってたもん。
 それがなんとBILLBOARD初登場9位。普通にびびったよマジで。ちなみに驚いたのは僕だけじゃない。アメリカのYahoo!NEWSでも「FALL OUT BOYって誰だよ?」なんて書かれてたからね。オレンジレンジが最初にオリコンチャートを駆け上がったときのようなインパクトがあったわけです。

 そんなわけで2002年結成、シカゴ出身の青春ポップパンクバンドFALL OUT BOYの3枚目にしてメジャーデビューアルバムです。レコード会社はアメリカでは宇多田ヒカルがリリースに利用したレーベルということで有名にならなかったISLAND RECORDです。
 …てこの言い回しを使うのは実は2回目です。前回誰からも反応なかったけど、言っておくけど悔しかったからな。誰かが大爆笑するまでしつこく使ってやる。





 まあそれはともかく。実際に非常にポップパンクとして洗練され、なおかつ幅の広がりを感じさせてくれるアルバムです。間違いなく「成長」というキーワードで語れる一枚ですよ。

 彼らの今までのアルバムリリースは3枚。このページの一番下にリンクを貼ってある彼らのオフィシャルサイトには飯島愛のAV時代同様なかったことにされている(この表現も二度目。誰か笑えよ)"Evening out with Your Girlfriend"が1stで、2ndがこれはオフィシャルサイトでも紹介されている"Take This To Your Grave"です。1stはレーベルの関係で紹介されないのかなと思いきや、2ndのリリース元はIslandではなくFuel by Ramneというレーベルなので(「ラーメンで燃料補給」てカッコよすぎる)、そういうわけじゃないのかもしれません。この辺りはきっと商業的な理由とか単純にレーベル間の関係とかなんでしょう。
 この3枚を通して聴くと彼らの変遷、成長していく様子がよく分かって非常に面白いです。機会とお金と興味があれば、是非3枚ともどうぞ。

 この"From Under The Cork Tree"ですが、まずは単純にポップパンクの範疇を超えない程度に音が豊富になりました。ただし、これによって1st→2ndの流れで消えた「妙に暗い展開・雰囲気」がまた復活したように思えます。
 これは1stのときの彼らの味でもあったんだけど、個人的にはあまり好きになれなかった部分だったのね。で、2ndでこの部分が目立たなくなったから聴きやすくなったと思っていただけに、今作でのこれはやや気になります。まあこのあたりは本当に好き嫌いの問題ですけど、どちらかと言うとポップパンク好きには、言い換えればややメロディックなテイストもありつつポップパンク全開という2ndが好きな人には、辛いかもしれません。

 あと絶対に外せないのが、彼らお得意の馬鹿みたいに長い曲名シリーズ。どうやらこれも無駄に成長したようです。もしかしたら最も成長した、ていうか以前に増して極端になったのはこれではないだろうか、いやこれだ(反語)。
 "I've Got a Dark Alley and a Bad Idea That Says You Should Shut Your Mouth (SUMMER SONG)"とか"I Slept With Someone in Fall Out Boy and All I Got Was This Stupid Song Written About Me"とか。ちなみにこれiTuneの曲名の長さの限界を超えてるらしく、全部入りません。iTuneとの無駄な勝負はFALL OUT BOYの勝ちのようです。虚しさしか残りません。
 さらに言うなら一番短い曲名は"XO"。本当に極端な連中ですね、ていうかチャーハンかよ。





 実際に売れた起爆剤はBLINK182とかとライブをやったのが大きいんじゃないでしょうか。まあそれはどのバンドもそうだけど、個人的には「今のFALL OUT BOYだから」そのチャンスを掴んだんじゃないかという気はします。
 とりあえず繰り返しますけどビルボード9位は相当なインパクトでした。仕事中にこっそりビルボードのサイトをチェックしてこれを知ったとき、パソコンの前で俺がフリーズしたよマジで(再起動が必要でした)。レッサーパンダが立ち上がるどころの騒ぎじゃないって。
 #3"Dancd,Dance"がお気に入りです。


オフィシャルサイト:http://www.falloutboyrock.com/


2005.06.08 Tue

まずは日本の勝利と、ワールドカップのアジア予選突破を素直に喜びたいと思います。マジで前半終わった段階で負けるかなこりゃとか思ってましたからね。
それにしても無観客試合は面白くなかったです。アウェイでもブーイングでもいいから、サポータが居てのサッカーだなあと改めて思いました。


2005.6.7 update

ELLEGARDEN / RIOT ON THE GRILL  (2005.4.20)


 おそらくこのサイト内で何度も書いたと思うけど、2000年以降の青春おパンク大流行が落ち着いたあと、確実に日本のインディーズ中心のうるさいロック界隈で流行ってるのは英語歌詞メロコアです。ここ2,3年の間にNOBやLOCOFRANKやGOOD 4 NOTHINGなどがこの道を切り開いていったと解釈しております。
 この流れの中で最もブレイクする「真打ち」と呼べる存在は、いつ誰がどう示すのか。うるさいロック界隈の「売れる」という現象に非常に興味を持つ僕にとって、これは最大級の関心事でした。

 そこで今回のお題目、4人組ロックバンドELLEGARDENの登場です。バンド名ELLEGARDENは「エルレガーデン」と読み、ややメルヘンな響きがけっこう印象的。最初これ読めなかったんだよね。皆も「エルガーデン」とか読んでたでしょ。マジでどこにレが出てくんだよって話です。
 ちなみに「インディーズの雄」という異名をとるそうです。誰がこう呼んでるのか知りませんが、少なくとも肝心のファンは呼んでません。

 冒頭のお話に戻ると。彼らこそ、この「英語歌詞メロコア勢」の真打ちといった感じです。

 まずはこの4thアルバム"RIOT ON THE GRILL"でオリコンウィークリーアルバムチャートに初登場2位(ちなみにこのとき1位がDEF TECHだったのですが、これはこれで興味深いですよね)。またSUM41の来日のオープニングアクトを務め、さらにSUMMER SONICにME FIRST AND THE GIMME GIMMESやSPECIALS(SPECIAL BEAT)などの大物や木村カエラと言ったアイドルと同じステージに立つ(マジで東京2日目のROCKステージの組み合わせは熱いと思う。同時に笑える)。これだけの実績が揃えば真打ちと考えて間違いないでしょう。





 エモだの、メロコアだの、洋楽っぽいだの、英語の発音が良いだの。ファンが語る彼らの評価というものはずいぶんと散漫です。さらにジャケットの雰囲気などはBLINK182とかの「お馬鹿なパンクロック」系を狙ってるぽいです。まあこれについてはファンがそう感じてるように思えないので失敗してるっぽいですけどね。せっかくケツ出したのにね、半分のさらに半分のそのまた半分くらいだけど。
 僕自身は彼らをギラギラしたメロコアバンドだと表現したいのですが、エモという要素を一切排除したこの言い方に同意してくれる人はきっとそんなに多くはないでしょう。つまりファンの感想がまとまらないバンドであり、それは逆にバンド自身が「コア」となる要素を持たないことに起因してる気がしてなりません。
 もちろんエルレの音はかっこいい。けど、みんなが「メロディが超かっこいい」と合唱してしまうタイプの、正統派メロコアバンドではない。そしてこういうタイプのバンドが商業的にもっとも成功した。

 正統派メロコア勢が切り開いていった道で正統派とは違う路線のバンドがこういう結果をもたらしたってのは面白いなと個人的に思ってます。だってこれって青春おパンク軍団のなかでガガガSPがもっとも商業的な成功を収めたこととすごい類似してるじゃん。ほら、彼らはフォークの要素を持つという点において、THE STAND UPなどの正統派青春パンクとは一味違うわけですよね。あの歌詞の歯切れが悪いところとか。

 今の日本のインディーズ/ライブバンドのシーンと30年前のロンドンパンクムーブメントを重ねるのは必ずしも正しいと思いませんけど、SEX PISTOLSが作った「正統派じゃない者が商業的成功を収める」という前例は未だに有効なようです。





 実は去年の5月、彼らの前作である"PEPPERONI QUATTRO"がリリースされた際、音楽テキストを書こうとしました。たくさんある彼らの要素のうち「洋楽っぽい」に着目し、どのあたりが洋楽っぽいのかとか、その他洋楽バンドとの絡みを主題に置いて書こうとしたのですが、上手くまとまらずそのままボツにしました。
 けどまあ、確かにそこだけにフォーカス当てちゃ全体はぼけるよね。そりゃまとまらないわな。全部含めてパッケージングされた存在がエルレなんだと改めて思いました。

 このサイトを見てる人のどれくらいが自分のレビューサイトを持ってる人であるのか、それとも検索でたまたま知って見ている人なのか解かりませんが。けど僕自身はこんな経緯があって、彼らの良さを再認識した次第です。普通にかっこいいよ、エルレさん。

 彼らを「真打ち」と言ってる時点で、「逆にもうこれ以上はないだろう」と予想してることになるんだけど、どうなんだろうね。予想は良い形で裏切られるでしょうか。


オフィシャルサイト:http://www.dynamord.com/elle/


2005.06.05 Sun  俺の法則

自分がB型であることを告げたとき、「あーあーあー」というリアクションが返ってくる。


2005.06.04 Sat

現在、僕は自社以外のところで仕事をしています。これを通称「常駐」と言うのですが、昨日がその最終日でした。常駐先では自分の会社のパソコンを宅急便で送ってきて使っていたので、自分が自社に戻る今回も同様に宅急便で送らなければなりません。
集荷で荷物を取りに来た、某運送屋さんとのやりとり。

手元の端末に住所(郵便番号)を入力し終えた様子の業者の方に声をかける。
「で、送料はお幾らでしょう?」
「ええとですね、ここですと運賃がだいたい1,620円ですね」
「(だいたい…?)そうですか」
「あと、パソコンが梱包されてないですけど、これは私どもの方で梱包してよろしいですね?」
「…ネットで申し込んだときにパソコン用の梱包財もお願いしてあるんですけど」
「ああそうですかー。んー。とにかく梱包財はたぶん1,000円ですね」
「(たぶんて!大丈夫かよ!)このサイズが入る1,500円のを注文してあったんですけど」
「あ、あー、そうですか。まあそのあたりはちょっと解かりかねますので、合計2,620円ですね」
「(聞いちゃいない)じゃあ、よろしくお願いします」

アバウトぶりに相当びっくりしました。ちゃんと届くのかどうか心配です。

2005.06.02 Thu

靖国問題はここまで来ると小泉総理には「外圧に屈しなかった」という理由で是非8月15日に参拝して欲しくなるな。


2005.5.30 update

CUNE / ナナイロスマイル  (2004.1.21)


 大阪出身の胸キュンさわやかギターロックバンド、CUNEのメジャー2枚目のアルバム。

 hitomiの"SAMURAI DRIVE"のカバー元だったことが、世間(音楽ファン)から注目されるきっかけとなってしまった彼等。商業的な思惑などはさて置き、彼等が次のステップに進むための目標は脱・SAMURAI DRIVEバンドじゃないかと思います。
 どうやってそのイメージを払拭するか。このアルバムのテーマはそこじゃないかなと思います。

 個人的に、その狙いはこのアルバムタイトルがカタカナであることかなと感じました。





 カタカナで書かれたアルバムや曲のタイトルというのは、しばしば目にします。誰もがすぐに思いつきそうな、記憶に新しい範囲の大ヒットアルバムとしてはMr.Childrenの"シフクノオト"があります。他にもTHE BLUE HEARTSに"ロクデナシ"という曲やTHE★SCANTYに"マバタキ""コイバナ"、他にも意味不明だけど"ヒメアカタテハ"、右翼の左翼に対する批判用語を思わせる"ヒダリムキ"、他にも"レイメイジダイ""アザヤカナハナ""ソンナコトイエナイ"などがあったり(全部誰の曲か解かったらすごい)、またそれら音楽から離れたところでも例えば漫画の台詞とかでも見ることがありますよね。この場合、どちらかと言うと漢字やひらがな交じりのフレーズとは違ったイメージを受け手側に伝えようという意思があります。「狙っている」と言うと解かりやすいかもしれません。

 さて。このCUNEのアルバムですが、タイトルは"ナナイロスマイル"。"GREAT SPLASH"が水しぶきで、その後にできるのが虹で、そして笑顔で…という連想でこのタイトルにしたといった具合でしょうか。そこにさらにアルバムタイトルをカタカナに表記することで受け手側へのイメージを狙う。このアルバムはこのタイトルだけで商品としてのイメージ戦略をひしひしと感じます。実際、CUNEがスローガン的に用いる「胸キュン」という言葉のイメージにも合致しますし、上手いラベル付けだと思います。
 この記事を読むと、まずこのアルバムタイトルがあって、そして曲作りに入ったと思われる記述があるので、これだけでもこのアルバムタイトルの持つ意味が大きいかが読み取れるでしょう。

 ただ、結果としては、作った感がたっぷりなアルバムになってしまったように思えます。

 このタイトルにこだわるあまり、徹底的なバラードソングを添えたり、意図的に強調したラップ調の曲を交えたりすることを行ったとか、まさにプロデュースの跡が見えてしまうのが個人的に気になります。ロック系アルバムでは一曲バラード入れるだけで「ヴァラエティ豊かな楽曲」という評価を得やすいですからね。





 アルバムタイトルから感じとった所感を並べた結果、どうも貶めている感じになってしまいましたが、決してそんなつもりじゃなく。
 あくまでアルバムタイトルが持つのはイメージだけで、サウンドとしては"GREAT SPLASH"と同じ路線であるし、SAMURAI DRIVEバンドとして違和感なく聴けてしまう。音楽性というか、さわやかロック路線は同じアルバムです。紛れもなく胸キュンサウンド。#1"東京"、#2"カノン"とかの路線はむしろ無くしてほしくないほどのテイストです。良い曲ですよ。
 その意味では、脱SAMURAI DRIVEバンドという面が(あったとすれば)失敗じゃないでしょうか。愛はどこからやってくるのでしょう。いつもの所でした。でもそれはそれでいいじゃん。

 歌詞をカタカナにしても音楽として耳で聴くうえでは平仮名でもカタカナでも同じですよね。このアルバムは要するにそういうアルバムです。



オフィシャルサイト:http://www.cune.tv/


2005.05.27 Fri  

今日、仕事中にYahoo!のトップページで目にして思わず焦ったニューストピック↓



榎本加奈子がヤクルトの佐々木との間の子供を出産したニュースでした。大魔神て。


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