update2003.9.27

僕はこいつら嫌いです


ヒューマンロスト / 乾杯  (2003.9.25)

 ギター・ボーカルのオサム、ベース・ボーカルのマコのツインボーカルとドラムのタカの3人編成。2002年春にネットオーディション「MusicFront」に応募し、ネットデビューした後は、ネット上での活動だけでなく、横浜など首都圏を中心にしたライブ活動やストリートでの活動も続け、2002年8月にはマキシシングル「Yes,I Do」でロックチッパーレコードよりメジャーデビュー。
 以来、演奏活動の他、ニッポン放送でのレギュラー番組出演を始め、多くのメディアにも出演し、今年4月2日には、セカンドマキシシングル「time」をリリース。この楽曲は特に情感溢れるメロディーと本物志向のサウンドが評価され、現在テレビをはじめ多くの媒体で取り上げ始められています。


 以上、Yahoo!ニュースからのコピペでした。
 上では触れてないんですけど、結成は1999年の夏だそうです。そしてこのシングルは長渕剛の曲のカバー。ツアー中に「乾杯」を演奏したら異常に盛りあがったから緊急リリースだそうですが、僕の経験上、スタンスパンクスのライブで一番盛りあがらなかったのはクラッシュのカバー曲でした。
 ようするに、みんなが知ってる曲をカバーしたら盛りあがるのは当たり前の気がします。ちなみにクラッシュの曲で盛りあがらないスタンスパンクスファンもちょっと不思議。「すべての若きクソ野郎」は、クラッシュの「すべての若きパンクス(邦題)」への遊び心であることとか、もしかして理解されてない? 


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 上のプロフィールから分かるとおり。売れたくて売れたくて仕方ないんですね。売れることや売れたいと願うことはちっともいいんですが、じゃあパンクというキーワードを使った宣伝は本気で止めて欲しいと思います。パンクやってますという立ち位置に立たないで欲しいと思います。普通のロックバンドでいいじゃん。それとも「J-PUNK」といのは「ジャマパンク」という意味でしょうか。本当にパンクな人達にとって、「売れる」というのは結果であって目的じゃないんです。その精神こそがパンクの本質の1つであって。
 とにかく、その「売れる」という目的のために乾杯をカバーしました、という魂胆が見え見えのバンド。はっきり言いきってやりましょう、僕はこいつら嫌いです。

 カバーという手法は好きなんですが、シングルA面にカバー曲を持って来るのは正直好きではありません。カバーというのは根本的に、リスペクトを込めたものだと思います。しかしこれはどう見ても「売るために利用した」。どこがリスペクトだ。本気でこの曲を愛してのカバーだったら、むしろA面には使えないはずです。企画として割り切ってやるのでなければ、申し訳無くて。
 そしてもう1点指摘するなら、芸術家集団を自称する(これは公式サイトで自称してます)んだったら益々A面はオリジナルで勝負するべきじゃないでしょうか。なんで恋のLovelovepowderがA面じゃないんですか。芸術家さん。

 言ってること、やってること、何から何まで嫌いになりました。

 こんなやり方が氾濫したら、それこそマジメにやってるバンドが報われない。ライブ活動を重ねる本業の行為が、ミュージシャンとしての成功への回り道になる時代だけは来ないことを願います。


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2曲目「僕はナリたい」

金持ちにか。 




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