update2003.8.29

アヴリル・ラヴィーンが4人組になりました
LILLIX
FALLING UPHILL  (2003.8.27)


 カナダの4人組ガールズ・ロック・バンド。マドンナによって掘り出された期待の新人。ネットで調べてみると「実力派」「才色兼備」という具合に持て囃し。来年あたり、サマソニかフジロックに来るよ、間違いなく。
 本人達は否定してるんですが、カナダ出身、綺麗な長髪ブロンド、キュートなルックス、20歳未満、目元くりくりメイク、根本的に似ている音楽性、などなどによりアヴリル・ラヴィーンと比較されがちなのは仕方ないと思います。でもそれらは決して悪口でも批判でもない。「お前ってロンブーの敦に似てるよな?」とか言われるようなもので、何かに喩えるのは身近で楽な手法なのです。



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 と、言うわけでして。

 アヴリル・ラヴィ―ンが4人組になりました。超かわいい。そこに個性的なプロデューサを5人ほどぶち込み、完成したアルバム。皆様凄腕の方ばっかりです、Nobody's Fool。
 中でもアヴリル・ラヴィ−ンのプロデューサであるマトリックス(3、4曲目を担当)と、2、5、6、8、9、11、12曲目という半分以上を担当したフィリップ・ステアは特筆に値すると思われるます。しかしNO DOUBTのプロデューサとしてネット各地で紹介されているフィリップ・ステアって何者でしょうか?北アメリカのプレステ2用ゲーム(ゲーム名:周波数。面白いのか?)のためにEX-GIRLFRIEND(名曲。オススメ。)をリミックスしただけの人のようなんですけど。ソースはNO DOUBTの公式サイトのここ。違ったらごめんなさい。でもNO DOUBTの4枚のアルバムのどこにも名前載ってない人がなんでこんな紹介されているのか不思議でなりません。

 まあプロデューサとかはどうでも良く。アルバムを通して聴いた印象なんですが、曲は全体的に暗いと思います。いや、僕が普段ポップ・パンクを聴いてるからそう思うのかも。でも部屋を暗くして聴くと雰囲気でそう。ジャケットも暗い部屋(ライブハウス?)だし。キャピキャピした女の子が、恋に友情に大ハシャギ!とかいうノリは一切ない。
 そのなかでアヴリル節全開の3. IT'S ABOUT TIME。淡々と展開するAメロ。そしてちょっと明るい雰囲気になるBメロ、そのBメロがそのまま成長したかのように広がるサビ。このBメロとサビの繋がりはナカナカ良いでです。
 やや重苦しい雰囲気で始まる5. SICK。重苦しい曲調とは裏腹に、なにやら開き直ったような歌詞が印象的。そして明るい8. BECAUSE。明るい曲調とは裏腹に、女の子同士らしいケンカの歌詞が印象的。この2曲の食い違いっぷりがまさにcomplicated。
 そして最も良かったのが12. WHAT I LIKE ABOUT YOU。この12曲目はポップパンクで通るよ、充分。アメリカの同名テレビドラマの主題歌だそうで、妙に笑える(ドラマのシーンが混ぜてあるのかな?)PVとかしっかり用意されてる。現時点でおそらくLILLIXの代表曲で間違いないでしょう。



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 なんか、日本でのプロモーションのアイディアを女子高生と女子中学生が担当。どういういきさつだか解らないけど、こっちはこっちで話題性あり。目が話せません、いや目が離せません。合言葉は「ノー・モア・タトゥー」。メンバーにロシア系カナダ人が含まれるからだそうです。
 それではここで、みんなで復唱してみましょう。「ノー・モア・タトゥー」。本当はロシアって言ったらウォッカなのに。いつの間にあんなレズ女子高生がロシアの代表になったんだ。なあザンギエフ。 




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