update2003.8.16

頑張れ読売ジャイアンツ
SHACHI / BASERUNNING  (2002.6.10)


 3人組の痛快ご機嫌メロパンク、だそうです。商業的なカテゴリについてや、それを自称に利用することの賛否両論はもう秋田。勝手にしやがれ、NEVER MIND。だから「メロパンク」という定義を前提にします。

 音楽に何を求めるか?というのは人それぞれだと思います。自分で演奏するのか、それとも聴く側に回るのか。体で感じるか。カラオケのレパートリーなのか。

 で。音楽に「癒し」を求める人もいると思います。本来ロックなんて癒しのアイテムじゃねえよ、などのコアな観点も世の中には存在しますが、まあそれも「人それぞれ」という「問題から逃げる都合の良い言葉」を利用して逃げます。別にいいじゃん、出産前の妊婦が陣痛に耐えながらハードコアパンク聴いたって。それでその方が「気分が落ち着く」と言われるなら。

 で。僕は上記の妊婦と同じ種類の人間かもしれない。僕はSHACHIの「元気が出るメロディ」と言うのが大好きです。走り抜けるようなメロディ、陳腐でありながらイメージを伝えやすい言葉を使うなら「疾走感のあるメロディ」が、きっとくよくよしたときにいいんじゃないでしょうか。まあ、財布落としたぐらいで落ち込むなよ。

というわけで、巨人の原監督にこのアルバムを捧げたいと思います。なんでかって?アルバムタイトルが「BASERUNNNING」だから。

 金を掛けても勝てない球団、名前だけ偉大な読売ジャイアンツ。過去の栄光だけが光を放つ。そんな感じでナベツネは原監督に「 angry day 」。原監督も選手に「 angry day 」。内輪もめばかりじゃそりゃ勝てない。頑張れ読売ジャイアンツ!

 いざ守備をしても、エラー、そして「トンネル」。歌詞引用
> トンネルを抜けるとき
> まぶしくて目をつぶらないように
> 光は輝いている
> 何も怖くはないよ
でも選手は2軍降格が怖い。頑張れ読売ジャイアンツ!

 ああ昔は良かった。黄金時代なんて呼ばれた頃もあった。それこそ「宝」
> もがいて手にしたいつかの宝も
> 今ではホコリをかぶって泣いている
ちょっと哀愁あるこの曲もメロディどおりの歌詞、そしてこの歌詞(全文)どおりの読売ジャイアンツ。歌詞を全文引用して原監督に叩きつけてやりたい。どんな顔をするか見たい。頑張れ読売ジャイアンツ!

 次の曲、「さくら」
> あぁ 枯れ木に
> 花を咲かせよう
> にぎりしめた灰は
> 決してゴミなんかじゃない
枯れ果てた球団を再生させるためにぎりしめた札束は決してゴミなんかじゃない!まあ、とりあえず、頑張れ読売ジャイアンツ!

 しかし、原監督、きっと9月に奇跡が起こります!阪神が不調になる日々がきっと来ます!自力優勝が無理な以上、これ以上の「チャンス」はない!頑張れ読売ジャイアンツ!
 でも肝心な巨人が最後まで不調で優勝できるわけない。まあいじゃん。来年があるさ、「 never end 」。読売ジャイアンツ、もう頑張らなくていいよ(お金をかけることに)。

 あ。最後になっちゃったけど。「 never end 」は最初に触れた元気が出る系、の曲じゃない。この(ミニ)アルバムを通して聞くと、最後のこの曲だけ雰囲気違うのですが、これがまたいい味出してる。「パンク的」という観点ではまったく意味がないことであるけど、「聞きやすい日本語メロディ」という観点では、歌詞といいメロディといい、この曲が最後というのは(頭で基本であることを分かっていても)成功していると思う。いい結び。




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