update2004.6.10

STANCE PUNKS / 19 roll  (2004.6.9)

 日本語パンクロックバンド。現在ドラム募集中。ロックの日発売の全4曲入りのシングル。



 正直このシングルは微妙かな。ただし、「スタンスパンクスとしては」という条件付き。

 4曲目のラモーンズのカバーを除いて、残りの3曲は音のインパクトを薄めてメロディを前に出してる感じです。今までに発表されてる曲だと「雑草の花」に近いタイプの。  ただ、こういうタイプの曲だけ集めてシングル出すのはどうよ、とか思ってしまう。
 丁度、ハロウィンの超駄作アルバム「カメレオン」と同じ感じじゃないかなあ。アルバムにガッチリしたコンセプトを当てはめすぎた結果、ファンがハロウィンに求めてないものが出来ちゃいました、ていう。

 前回のシングル「ロストボーイマーチ」と対比的な仕上がり(と言うか選曲、かな)にしようとした結果こうなったと思うんですけど、スタンスパンクスって、そういうことするバンドじゃないんじゃない?もっと適当でいいじゃん。言い方変えると、商業性を上げるならもっと簡単な手法でいいじゃん。

 もっとも、個人的に僕は「最低最高999」と「雑草の花」を両A面という形式がすごい好きなんで、こういう単純な仕上がりでいいんじゃね、となってしまう面はあるんですけどね。タイプの違いが解りやすい曲を1つのシングルに入れればよいでしょ、みたいな。別にシングルごとに色ださなくてもいいじゃん、「クソッタレ解放区」も選曲としてはそんな感じだし。



 ただこういうシングル(に収録されてる曲群)もアルバムに入るとまた変わってくる。

 このシングルは7月にリリース予定のアルバム「Let It Roll」の先行シングルなんですけど、アルバムのなかに上手く添えてあるとかなりハマるんじゃないかなあ。
 ただ、僕は正直、次のアルバムはセールス的には厳しいんじゃないかなと見てます。なんか雰囲気的にだいぶインディーズ/ライブバンド大好きキッズの「スタパン熱」が冷めてるんじゃないかと感じるんですよね。最近ライブ行ってないけど。一時の勢いは落ちてるんじゃないかな。

 僕は絶対買いますけどね。スタパン大好きだし。そしてまたサイト内に音楽テキストとして感想を残す。



 いつの間にかシングルの話題からアルバムの話題にシフトさせてしまう、吸引力のないシングルでした。




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