update2004.1.19

TREBLE CHARGER / DETOX  (輸入盤 2003.6.10)



 このサイトに遊びに来てくれる方のリクエストに応えよう企画第三弾、ということでお送りします。最初に言ってしまうと、キーワードは「地味」。



 SUM41と同じカナダ・トロント出身の妙に地味なジャケットが特徴的な4人組み(ジャケット写真はみんな同じ顔で地味)ポップパンクバンドの2ndアルバム。HMVとかオンラインショッピングで「ポップ&キャッチーなメロディ満載でちょっぴりパンキッシュ」というような触れ込みで紹介されてますが、要するにたいした特徴がなく、全11曲聴いても印象に残るのは最初の4曲くらい、という地味なバンド。シングル「HUNDRED MILLION」に前述したSUM41やアヴリル・ラヴィーン、GOBなどの豪華メンバーが参加し、むしろト音記号突撃野郎(バンド名を地味に翻訳)の存在が薄くなってしまってんじゃねえかというPVを製作し、もともと地味であるバンド自身よりこっちの豪華メンバーのほうが話題になってる感が否めません。



 なんて書いてますけど。この地味さは僕は「演奏が地味」が生んでいると思うのですが、ヴォーカルのラインに関してはすごく綺麗で清々しいと思いますよ。息継ぎなどが少なく繋がったボーカルや微妙な高低は目立たないけどかなりかっこいいと思います。
 そんな見事なヴォーカルラインをしっかり聴かせてくれる「2. WHAT YOU WANT」と「3. CAN'T WAKE UP」「8. OVER MY HEAD」などが僕のお気に入りです。あと他が地味な分、ブリッジ部分がかなりインパクトある展開を見せる曲も多いです。

 そしてもう一点。冒頭のリードでSUM41と同郷でかつPV出演などからもこの2つのバンドの仲が良いことが想像できるのですが、だからこそSUM41にも同名の曲がある「8. OVER MY HEAD」は地味に深い意味があるんじゃないかと思いました。

 思いました。思ったので2つの曲を聞き比べ、歌詞を並べてにらみ続けること数十分。なにも解らねえや、もしかした思い違いかもしれない。僕はこの2つを充分に理解できるほどのヴァイリンガルじゃなかったわけだ。これではモントリオールに住めやしない。
 というわけでして、実は僕の英語力が一番地味だったというオチ。調子こいてすいません。




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