宇宙戦艦ヤマト
ガミラス星人の侵略により、瀕死の状態になった地球。
地球の表面は放射能で汚染され、
人類は地下のシェルターへ避難した。
しかし、シェルターは1年しか持たない。
地球を救うには、地表の放射能を除去する必要がある。
すなわち、放射能除去装置「コスモクリーナー」を
手に入れるため、宇宙戦艦ヤマトは一年以内に
イスカンダルへの往復を果たさねばならない。
これが、宇宙戦艦ヤマトの、物語の始まり。
ヤマトの苦しい旅は続く。
途中、ガミラスからの妨害は続くが、
あらゆる困難な状況に打ち勝つヤマト。
そしてイスカンダル星にたどり着く。
しかし、イスカンダル星のすぐ隣にはガミラス星が。
ガミラス星での、デスラー総統との最終決戦にヤマトは見事に勝利し、
コスモクリーナーを受け取り、地球へ帰還する。
かつて夏休みの再放送で夢中になりました。
常に困難な状況に立たされるヤマト。
必殺武器「波動砲」の活躍。手に汗握る展開。
当時の僕の子供心を掴んで離しませんでした。
しかし。ツッコミどころは満載です。夏休みの再放送を見ていた頃から10年以上経った今、この名作物語を思う存分ネタにしたいと思います。
まず、ヤマトの速度。
一日1000光年の速さで進む設定なのですが、この速さだと太陽系は瞬間的に出て行ってしまうはずです。にもかかわらず、太陽系の惑星はいろいろと事件が多かった。ヤマトの乗組員たちにとってはきっと慌しい戦いであったに違いありません。ていうか、この時点で、もはや速さの設定が間違っています。
間に合うのか、宇宙戦艦ヤマト。
さらに、光の速さを超えると、いわゆるタイムマシーンの効果が現れます。一日に1000光年も進んだら、地球とヤマトの艦内で、時間の進む速さが変わる、という現象です。簡単に言い換えると、ヤマトが1年のつもりでも、地球で時間が100年過ぎているかもしれない、というものです。
間に合う、間に合わない以前に
それでいいのか、宇宙戦艦ヤマト、
何しにいくのだ、宇宙戦艦ヤマト。
最初のヤマトのシリーズではないのですが、後のシリーズで、パワーアップした(ような)言い回しがあります。そこでは、小ワープ一回で数光年しか進んでいないのに、「凄いスピードだ!」と乗組員が無邪気に喜んでいるというシーンがあります。
明らかに、最初の一日1000光年のが早いのに。
計算もできないのか、宇宙戦艦ヤマト。
デスラー総統にも、かなりの名シーンがあります。ガミラスの将校たちが勢ぞろいするシーンし、デスラーが作戦の説明をするというシーンです。そして最後にでスラーが「これでヤマトも終わりだ。」というようなセリフ(失念。なんかジョークを効かせていたような)を言った後に1人の将校が馬鹿笑いをします。
「がはははははー!総統も、相当、冗談がお好きですな、がはははは!」
気分を害したデスラー(普通につまらないから無理もない)、手元のスイッチを押す。
すると、その将校の足元に急に落とし穴ができ、一瞬のうちにその将校は落とされてしまう。
そしてデスラー、一言。「ガミラスに下品な男はいらん」
こんな組織が相手だぞ、
マジで恐るべきだぞ宇宙戦艦ヤマト。
ちなみにこのセリフの応用編として、「合コンに寒い男はいらん」というのがあります。デスラー並にクールに決まれば、その合コンは貰ったも同然(デスラー並に顔が青くても)。覚えておくといいよ。
ヤマトの専属医師にして名医、佐渡酒造。いつも酒を飲んでいる人です。
ていうか名前が「酒造」て。
親はどういう教育をしたんだ宇宙戦艦ヤマト。
ヤマトの乗組員に、最強の男がいる。科学班の班長、真田さんです。眉毛がなく、怖い顔しているが、知性派の人物として描かれています。
この人がどう最強なのか。
真田さんが「〜に違いない」と言った事は、100%で的中している。
敵の戦艦をヤマトの艦橋から汗を流しながら見つめる真田さん。突然席を立ち上がり、おもむろに叫びだす。
「古代、あそこを狙え!!あれが弱点に違いない!」
本当にそこが弱点であり、ヤマトは見事勝利する。このパターン、かなり多いです。多すぎ。
また、いきなりのピンチも、真田さんは救ってくれます。
突然の敵の強襲。予想外の敵の戦術。しかし、真田さんが手元のスイッチを押すと、まったくの伏線なしに新兵器が始動。それによって敵の攻撃を見事に跳ね返し、ヤマトのピンチを救う。他の乗組員、もちろん真田さんに尋ねる。
「真田さん、今のは?」
「いやあ、こんなこともあろうかと、こういう装置を作ってあったのだ、役に立って良かった。」
ちょっと強引すぎないか、宇宙戦艦ヤマト。
空気のない宇宙で爆発炎上
ヤマトに女がぜんぜんいない
どうやってヤマト艦内に重力を発生させているんだ
ボロボロになってもすぐ復活
劇場版とテレビ版でラストが違う
完結編で死ぬためだけに「沖田艦長が死んだのは実は誤診」になった
サーシャの年齢のエピソードはちょっと
死にそうで死なない島大輔の最期
「英雄の丘」だけ攻撃されなかった
全員日本人
ツッコミ所が多すぎてどうしようもないぞ
本当に名作なのか宇宙戦艦ヤマト。
まあ本当に面白いんですけどね。
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