update2003.10.31

恋の妖精



今日はついに憧れのカレと初デート! 偶然一緒に出かけることになって超ハッピー! でも、今日のデートで満足してはダメ。 今日はカレに私の気持ちを伝えて、カレをずーっと私のモノにしちゃうの! もう髪の毛の一本一本から、ちんちんの先まで! 
「よお、お嬢さん。 こんにちわ。」
誰よアナタ? でっかい図体して。
「俺は恋の妖精だ。」
嘘でしょ? 冗談は顔と体とはみ出てる鼻毛と臭い息だけにしてくれない?
「ひ、ひどい否定だなあ・・・せっかくお嬢さんの恋を成就させようと思ったのに。」
マジで!? 本当に?
「ああ。 言っただろう? 俺は恋の妖精だ。 妖精だから、お嬢さん以外には見えない。」
やったあ! 頼もしいわ! これでカレのハートと人生と生涯収入を貰ったも同然だわ!

やーん、お待たせー! 待ったあー!?
「いや、今来たばっかだけど。 それより、後ろの筋肉ムキムキの大男は誰だい?」
「初めまして、恋の妖精です。」
ちょっと! 私以外に見えないんじゃないの!?
「彼にはいいだろう。」
ダメよ! 姿を消しなさいよ! この筋肉ダルマ!
「いい男だなあ・・・ぽ」



彼と筋肉ダルマの恋の妖精がメイクラブだなんて、最悪な結末だわ! ひーん!




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