update2003.8.18

空想科学読本は予言の書だった



 皆さんは空想科学読本をご存知でしょうか?
 1996年に初版が発表された、空想科学アニメや特撮番組へのツッコミ本です。著者は柳田理科雄氏。ツッコミの内容を幾つか具体的に挙げますと。

* ゴジラの設定体重2万tは、恐竜をゴジラサイズにした場合より77.2倍も重い。どんな物質でできているのか。
* ガメラの設定身長60mに対し、設定体重は80t。この場合の密度は発泡スチロールより軽い。どんな物質でできているのか。
* ウルトラセブンが身体を小さくするのは、「質量保存の法則」をクリアしていない。
* マジンガーZの操縦席にはシートベルトがない。敵との戦いで体当たりをした場合、操縦者は時速360kmで前方に投げ出され、180m地点で落下し、挽肉となって命を落とす。
* ウルトラマンに登場する灼熱怪獣ザンボラーは10万度の熱を発する。ザンボラーが出現した場合、瞬時のうちに周囲2.1km以内の人間が炭化し、6.2km以内の人間の臓器が爆発し、34km以内の人間の皮膚がただれる。地上が地獄になる。

 などなどのように爆笑モノの内容です。しかし、私は気付いてしまった。7年前に発売され、ベストセラーとなったこの本の、真の恐ろしさを。この本は、本当は予言の書であるのだ。即ち、著者である柳田理科雄氏は偉大なる予言者である。柳田氏は面白おかしく書かれたこの本のなかに、様々な暗号を用いて予言を書いているのだ。

 私は夢中でそれらを解読した。




 手始めに、これを見てください。空想科学読本p197より引用。

しかしそれでも、半径1824kmの大きさの球体が必要になる。月とほぼ同じ大きさだ。重さは4.9x10の20乗t、地球に存在する‥‥‥。

 これは今年(2003)の8月18日に小泉首相がドイツを訪れ、シュレーダー首相と会談することを予言しているのだ。以下、具体的に説明する。
 まず「半径1824km」とある。当然18は18日を意味する。そして 2 x 4 = 8、すなわち8月となる。このように、柳田氏は日付を正確に予言している。しかし、簡単には見破れないように巧妙なトリックを用いているのだ。
 「球体が必要になる」というフレーズは、「救体」と解釈すれば、筋が通る。すなわち、外交的に協力(助け)を求めることなのだ。
 「月とほぼ同じ大きさ」とは、小泉首相とシュレーダー首相が同じ「首相」という社会的身分であることを現す。さらに言うならば、「月」という漢字は「首」という漢字に似ているし、「同じ大きさ」の「同じ」は「相似」に意味が似ているため、「相」を示していると考えられる。以上よりこの言葉は明らかに「首相」ということを指しているのだ。
 また、「4.9x10の20乗t」という何気ない数字にまで、予言は隠されている。なんと、北緯49度線は驚くべきことにドイツを通るのである。これはもはや偶然の一致などではない。それだけではない。20という数字にも着目し、同じ要領でこれを北緯20度と考える。するとそこにはなんと、日本の最南端である沖ノ鳥島があるのだ。この4.9x10の20乗tという何気ない数字によって、柳田氏はこの予言の出来事がドイツと日本であることを明確に示しているのだ。

 柳田氏は、以上のことを7年も前に予言し、暗号化してこの空想科学読本の中に記述していたのである。




 他の予言を紹介しよう。これは空想科学読本p57より引用。

これでは、1kgの荷物を76cm持ち上げるのがやっとだ。

 これは今年(2003)6月7日に日本で「マトリックス・リローデット」が公開されることを予言している。以下のように、各フレーズがそれぞれを予言していたのだ。

 「76cm」・・・6月7日
 「荷物」・・・「荷」という漢字をよく見て欲しい。「ロ」が囲まれている。これはコピーされたスミスに主人公ネオが囲まれているシーンを象徴している。また「くさかんむり」はこのシーンの壁とドアを上から見た図である。
 「持ち上げる」・・・マトリックス。響きが似ている

 これが予言でなくて何なのだろうか。柳田氏はどこまで未来を見据えていたのだろうか。私は恐ろしさも感じながら、予言の解読を進めた。
 次の予言は、空想科学読本p208より引用。

考えられるのは、金属スパイクしかない。つまり、タイヤをウニ状にするのだ。

 これは、2000年4月5日に森内閣が成立したことを予言しているのだ。

 「考えられるのは」・・・暗に反対の意味である「考えられない」を現す。これは、「考えられない発言」を繰り返した森前首相のことである
 「金属スパイク」・・・スパイクはラテン語で「とげとげしいもの」という意味の Spic を語源としている。「金属のとげとげしいもの」即ちラグビーのゴールのことであり、これも森前首相のことである
 「タイヤ」・・・中身はすかすか、即ち森前首相のことである
 「ウニ」・・・卯月、4月である。
 「状」・・・私の故郷愛知県に「五条」という地名がある。「状」を「条」と解釈すれば、自然に「五条」より「5日」に結びつく。
 さらに、この予言がなされていたページ数にまで、秘密が隠されている。この予言は208ページにあるのだが、この 208 という数字の 8 を横に倒してみる。するとどうだろうか、見事に 2000 になるのだ。これは、この予言が2000年であることを、本文以外の部分に意図的に込めたものとしか考えられない。柳田氏の予言は、最早完璧であると言わざるを得ない。驚嘆すべき能力である。

 以上のように、この空想科学読本には多数の予言が隠されていたのだ。そして、柳田氏は巧妙なトリックを用いてそれらを隠していたのだ




 最後に、一番驚いた予言を紹介しよう。これは今年(2003)5月5日にモーニング娘。に第6期の新メンバーが追加されることを予言している。その予言は空想科学読本p65にあった。以下引用。

蒸気機関を稼動させるには、当然、水が必要である。原子炉、ボイラー、発電機、動力装置、こういった設備に加えて、大量の水。

 それでは1つずつ丁寧に解説して行こう。

 蒸気は当然「蒸す(むす)」、即ち「娘(むすめ)」のことである。これは簡単だ。問題は次の「機関」という単語である。機関は英語にすると engine であるが、組織を意味する機関の場合、 organ ( organization )と解釈できる。この organ という単語、口に出して発音すると、驚くべきことに「モーニング」に非常に似ているのである。この暗号は非常に難しく、高度なものであると言わざるをえない。私はこの事実に気付いたとき、驚きのあまり開いた口が塞がらなかった。つまり「蒸気機関を稼動させるには」という言葉は「モーニング娘。を(より一層の)稼動(活動)させるには」としか解釈できないのだ
 次に「当然、水が必要である」。ここで指す「水」とは何なのか。そう、これは「新メンバー」のことである。本文はこの後に「原子炉」「ボイラー」「発電装置」「動力装置」という単語が並ぶ。結論から先に申し上げよう。これらは新メンバーである「田中麗奈(れいな)」「亀井絵里」「道重さゆみ」「藤本美貴」と対応する。
 最初に「原子炉」と「田中麗奈」について触れよう。原子炉は即ち「原子力発電所」を暗喩している。原子力発電所と言えば福井県。なんと、福井県はこの田中麗奈の出身地である福岡県とたった1字違いなのである。普通の神経ならばこれを偶然と考えることはできないであろう
 2番目に「ボイラー」と「亀井絵里」について解説する。まず「ボイラー」とは皆様ご存知のとおり、湯沸し器具のことである。水(もしくは物体)の温度を上げるという行為は、エネルギーが必要になる。このエネルギーを象徴するワードが、なんと「亀井絵里」の中に隠されているのだ。試しに「亀井絵里」をすべてアルファベットにすると、
 K A M E I    E R I
となる。これの「K」を敢えてはずし、並べ替えるとどうなるか。
 R A I M E I
「雷鳴」 ――― 即ち雷となる。まさにエネルギーである「ボイラー」と寸分違わず結びつくのだ。また、「K」をはずしたこと。これにもきちんとした意味がある。Kが抜ける、つまり、圭が抜ける。これはなんと同じ日に保田圭が脱退することとリンクするのである。ここまで全てを見通し、かつ暗号化してしまう柳田氏の手腕に私はただただ舌を巻く思いだ。
 次は「発電機」と「道重さゆみ」。道重さゆみのプロフィールを見ると、1989年7月13日生まれである。これはかに座である。ここで驚いたことに、古代ムー大陸が源流のある占いの流派(事情により詳しい説明はできない)では、このかに座を「発電機座」と呼んでいるのだ。かつてのムー大陸の文明は非常に進んでいた。現在の我々の科学、技術を超えていたことは想像に難くない。ある文献にはその文明は月まで届いたともある。そこまで高度な文明なのだから、当然、発電機もあったに違いない。古代ムー大陸を源流にするある占いの流派が定義する星座に、「発電機座」がああってもなんら不思議はない。むしろ、進んだ技術を誇ったムー大陸である。この星座の存在はある意味自然である。少し話しがそれてしまったが、以上より道重さゆみの「かに座」と、「発電機」は意図的に書いたとしか思えないほどの整合性を見せる。私は柳田氏がこのような知識を持ち、さらに見事に暗号として利用している事実に驚かされた。
 最後は「動力装置」と「藤本美貴」である。文字数が両方とも4文字。これは偶然だろうか?いや、今までの流れから察するに、これは偶然ではない。何らかの意味もしくは意図があると考えるべきである。そこで、それぞれの漢字の画数を見てみよう。
 動  力  装  置
 11   2  12  13
 藤  本  美  貴
 18   5   9  12
驚くべきことに、真ん中の2文字の画数を足すと、両方とも14である。それだけではない。真ん中以外の数字、即ち11と13、および18と12にも注目してみよう。11と13は共に素数である。18と12は共に偶数、さらに言えば2、3、6の公倍数である。どちらも非常に限られた数字で、はっきりとした規則性を持つのだ。これほど意図的な要素が絡むことを、「偶然」と括ってはいけない。柳田氏が意図的に絡ませたのだ、と私は確信している
 そして、最後である「大量の水」。これが予言の核心部分である日付を現している。「大量の水」を英語に直すと large water。どちらの単語も5文字であり、これは5月5日を意味する。これもまた、日付を見事に予言しているのだ。柳田氏の予言は、どこまで底が深いのか。





 私は戦慄せずにはいられない。この予言の本には、まだ私が解読していない部分が非常に多い。もしそこに、「人類滅亡のシナリオ」が書かれているとしたら。その予言は成就してしまうに違いないのだ。それを考えると、恐ろしくて夜も眠れないだろう‥‥‥

(突然素に戻って)まあ眠れなくても更新はできるけど。事実、これも眠らずに一晩で書いたし。夏休みばんざーい★




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