update2004.1.5

HAPPY TRiGGER / UNITED SINGARONG TO STAY UP ! (2003.秋)

 掲示板にも書き込んでくれて、一緒にの飲みに行ったこともあるソウイチロウさんがヴォーカルを務める4人組oiパンクバンド。このサイト初の、大きな流通に流れていない音源に対する音楽テキストとなりました。


 どんなCD屋でも見掛ける事の出来る「ロードオブメジャー」の1stアルバムですら、流通的な括りとしてはインディーズであるという事実から解るとおり、インディーズ「自費出版」という言葉が本質とかけ離れてしまった現代において。ライブ会場で配られるデモテープとまったく同じ本作こそ、インディーズ「自費出版」と呼べる音源ではないでしょうか。そしてその「自分たちで作った自費製作盤」に込められた楽曲は、2つの側面があります。

 1つは見事なまでの正統派パンクロックという面。1曲目はアップテンポで聴きやすく、初めてCDを聴く人を引きこむものであり、その他の曲もすぐに耳に馴染んでしまう雰囲気であり。どの曲もなんだか昔ながらの雰囲気のパンクロックであり。
 もう1つは遊び心満載の面。I'm RAMONAはRAMONESのBLITZKRIEG BOPを演奏に取り入れてるし、WESHAM BOYSなんてタイトルからも解るとおり。きっと歌詞カードとか見ると、僕がよく日記のタイトルに曲名やバンド名を使うのと同じ要領の遊び心が随所にあるんじゃないかなと思わせてくれる内容です。
 音楽がビジネスとして成り立つ時代。それの良し悪しとは別の次元で、自由にやれるところでこのような「正統派」と「面白いこと」を両立してくれる人が居る限り、日本のロックはまだまだ僕のような多くのファンを楽しませてくれると思います。


 インターネットにしろ音楽にしろ、なんらかの形態を持つ文化的なものは入力(Input)と出力(Output)を持ち、当然それらを合わせた入出力(I/O)が存在します。聴いて感想を話す、メールを送って返信を貰う、そんな入出力はロックにもインターネットにもあります。当たり前の話なんですけどね、コミュニケーションの基本なので。

 ARE YOU READY TO I/O?

 そんな入出力は身近なものに起こりやすく、またその入出力が頻繁に起こるならば逆に身近なものになったり。

 インターネットをやってて、本当に良く見るサイトってのは誰でもそうだと思うんですけど、友人のサイトとか掲示板やメールなどで交流のある人のサイトですよね。僕なんかはわりとそうです。自分の近い存在の人のほうが見てて面白いし興味深い。
 今回、「CDの中で演奏している人は自分が直接知っている人」という身近を感じるのはとても不思議でもありまた嬉しくもあって、こういうのは自分がネットのなかで楽しんでいる部分と似ているなあと思いました。入力と出力、OI、oi。なんだか「身内主義」とか笑われそうですけど、それで自分が楽しければそれで良いやと。第一、oiパンクとかは一緒になって楽しむという身近さ、シンガロングが売りなんだからね。


 そんなわけで新年1発目。HAPPY NEW YEAR TRiGGER。




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