update2002ごろ

山梨メロコア☆勝沼ワイン
NOB/TO THE WINDING ROAD  (2002)


 山梨出身の3人組メロコアバンド。雰囲気はそのままハイスタなバンド。しかし「まんまハイスタだぜ」とか言い切ってしまうのは少し早計。曲全体としては1つの曲にメロコアらしい疾走感のある部分と、すこし静かな展開を見せる部分が混在している曲構成が多く、それが特徴的だと思います。

 最近、すっかり減ってしまったように思われるハイスタ系英語メロコア(日本語パンクというおかしな命名に対し、無理やりつけてみた)。山があっても山梨県、そんな山国だから当然、山道は多いんだろうな。というわけで「TO THE WINDING ROAD」。

 僕は昔、友人を訪れて車で山梨に行ったことがあります。そこで僕は山梨の恐るべき道路事情を体験しました。それは「右折車が強引に割り込んでくるから、直進車も慎重に交差点に進入する」という暗黙のルールです。
 そんなルール無用、武田信玄、勝沼ワインの産地より、ある種のルール遵守のハイスタ系、風林火山、勝沼ワインなバンドでございまして、「最近日本語が多いよなー、たまには英語いねーかよー」とか思った方にはこのNOBをご紹介したいと思います。

 1曲目「Change」はだんだん強くなるドラムとベースが絶妙な曲の入りを見せ、そしてシンプルな(それでいてかっこいい)変化を持つギターのメロディが耳に心地よく響きます。「青い空」「温かい大地」という歌詞はあまりメロコア的でないと思うのですが、しかしのびのびする全体のメロディ(イメージ)には違和感なく感じる言葉で、まさに山梨、そして勝沼ワイン。
 2曲目「HONESTY」はビリー・ジョイルの曲のカバーで、NICOTINEも昔のアルバムで収録してます。僕は個人的にこのNOBバージョンのが好きです。
 3曲目「Green」。個人的には「Red」とか「White」にして、勝沼ワインの宣伝ソングでもやってほしかったです。「お酒は20歳になってから」みたいな歌詞で。うわマジかっこいい。ここで「イェーーーーー」を入れて欲しいなあ。by myself 。
 最後の8曲目「To the winding road」。歌詞にこうあります。「この曲がりくねった道を、僕たちはどこまで行けばいいのだろう・・・。」 勝沼町営ワインの丘に決まっておろうが。

 音楽について書くと偽って、ここまで勝沼ワインの宣伝したんだから、これを目にした勝沼町役場の人は、僕にワインをください。

 ワインネタも飽きてきたから少し視点を変えてまとめてみると。最初にも書いたんですが、「メロコアらしい疾走感」「静かな展開」の2つが混在しているのがとても特徴的だと思います。まさに風林火山。その中で1番のオススメはやはり1曲目「Change」です。曲の入り方とか、展開とか(この曲も静かな部分とかがしっかりあります)すごく良いです。




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