忍者ノットリくん
NOT REBOUND / HAPPY? (2003.4.16)
1. GET UP !
2. THE END OF THE WORLD
3. スピーカー症候群
4. STILL
5. サヨナラ77
6. I KNOW YOU CAN DO IT
7. TWIST & SHOUT
8. 白のジレンマ
9. スタッカート
10. 正義のバクダン
ニンニン。それがし忍者ノットリ半臓でござる。天上天下唯我何故独尊。拙者の愉快な仲間を紹介するでござる。
ケンイチ氏・・・毎日遅刻ばっかりしているが拙者にとっては大事な主でござる。ケンイチ氏、起きるでござる!・・・むう、起きないでござるな、仕方がない。忍法1.
GET UP !。このノリノリなナンバーなら遅刻しなくてよさそうでござるな。拙者はこんな朝を一体どれだけ繰り返したでござるか。それにしても、スピーカーのボリュームを上げるだけが忍法とは、時代も変わったでござる、ニンニン。
シンゾウ・・・泣き出すと止まらない、その泣き声はまさにバクダンでござる。まさに泣き叫ぶ子供たち、10.
正義のバクダンでござる。この曲のサビのドラムの連打が好きでござる。歌詞の珍しく社会性を帯びたメッセージが何気に新しい方向性を感じさせるため、アルバムの最後を飾るに相応しい曲でござる、ニンニン。
獅子丸・・・チクワが大好物な忍者犬。忍者犬はただの犬ではござらん。なんと日本語を喋るのでござる。ちなみに犬に喩える曲などないでござる、ニンニン。
ケムマキ・・・拙者の邪魔をする甲賀忍者でござる。いつも忍者の格好をして忍者であることがバレバレの拙者より、人間社会に巧みに浸透しているこの御仁のほうがよっぽど本質的に優秀な忍者でござる。しかし所詮はガキでござるな。2.
THE END OF THE WORLDのように世界の終わりを思わせるような悪意がない、セコイ行動ばかりでござる。どうせならこの曲のイントロの心地よいドラムと尖鋭なギターのように、大胆に行動するべきでござる。それでこそ、ライブは盛り上がること必定でござろう、ニンニン。
影千代・・・ケムマキの部下のネコでござる。さきほどはケムマキ殿を「本質的に優秀」と誉めたが、ネコが部下では思いやられるでござる。しかしただのネコではござらん。なんと日本語を喋るのでござる。まあこの業界、犬猫どもが喋ることはあんまり珍しいことではないでござるな。というわけで5.
サヨナラ77。サビのナーナナーナがネコの鳴き声に似てるからでござる。ケムマキ様のための忠誠だでござる。これは独り言でござるが、3rdアルバムの雰囲気を最も強く持つ曲であり、個人的にとてもお気に入りでござる。ニンニン。
ではそろそろまとめるでござる。名古屋のメロディロックバンド「NOT
REBOUND」の4thアルバムでござる。シンゾウのところでも少し触れたでござるが、8、9、10曲と社会性を帯びたメッセージの曲が最後に並んでいる点に注目したいでござる。
音や録音、ボーカルの質などパンクテイストが強かった初期に比べ、現在はそれらの点ではすっきりしているでござる。しかし逆に歌詞のメッセージは社会性を帯びた物が強くなったでござる。この現象は非常に面白いと思うでござる。アルバムタイトルである「HAPPY?」というのは社会への問い掛けなのかと想像してしまうでござる。「冬の風が歴史を問い詰めた」などは、まったくもってブルーハーツが使いそうな言い回しでござる。「ござる」がくどいでござる。
というわけでこの「NOT REBOUND」、まだまだ拙者を楽しませてくれそうでござる。ニンニン。
しかし、本来「Thanks」となるべき箇所が誤字で「Tanks」になってるのが笑うところでござるな。このバンドの全ての友人はみんな戦車でござるか。
それにしても獅子丸に曲が振れなかったのが残念でござる。このアルバムに以下にあげるような曲があれば、獅子丸にも曲を振れたはずでござる。
* A Piece of your ちくわ
* I THINK NOTHING BUT ちくわ
* BE-BOP ちくわ
* ちくわが鐘を鳴らす時
* ちくわや
一番お気に入りの曲が影千代などという地味な脇役で表現してしまったのは構成として失敗だったと反省してるでござる、ニンニン。
最後はシモネタで締めるでござる。曲名を見たとき、8.
白のジレンマは精液出しすぎの歌かと思ったでござる、(「ニンニン」の発音で)妊娠。
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