update2004.2.24

いたら嫌な戦隊ヒーロー


■ 人数が多すぎる

「はっはっは!これで地球はわれらのものだ!」
「待ていぃ!!」
「誰だ、貴様ら!・・・きさまら、きさまら?・・・きさまら!?」
「とおおおおおおう」「とおお」「とお」「と」「と」「ぉ」・・・
「500人揃って!ゴヒャクレンジャー!」
「多すぎ!」
「レッド・ゼロゼロワン!」
「じ、自己紹介するの!?全員!?」



■ 強すぎる

「はっはっは、この怪力怪人様に勝てるかな?俺のパンチは、コンクリートの壁も叩き壊せるぜ!」
「甘いな、俺のキックは東京タワーを軽くなぎ倒せる」
「うそ!マジで!・・・ごぉわあぁ!」(即死)
「言っておくが、俺はこの中で最弱だ・・・」



■ 戦闘中、ピンクに触れてはならない指摘をする

「五人揃って!ゴニンメン!」
「でたなーゴニンメン!今日こそは・・・」
「(なあ、ピンク)」
「(・・・何?小声で)」
「(お前、変身すると、絶対男だよな)」
「(・・・!)」
「死ねエー!」
「は!は!ゴニンメン・ブーメラン!」
「ぐわあ!」
「おのれー、ゴニンメンめ!」
「(何で突然そんなこと言うのよ!)」
「(突然ていうか、前から気になってたんだよ)」
「(・・・)」
「(だってよ、変身してみんな横に並んで決めポーズするとさ、身長俺らと同じじゃん)」
「(・・・)」
「ゴニン・ピンクボム!」
「うわー!」
「ゴニン・ストリーム!」
「ぐわー!」
「ゴニン・タイホ!」
「おわー!」
「(あとさ・・・股間、ついてね?)」
「(な、なによ、ついてないわよ!失礼ね!)」
「(いや、だって・・・ついてるべ)」
「くそう、こうなったら巨大獣を呼ぶぞ!」
「よし、俺たちも!ゴニン・ロボ!」
「(あとよー、さっきもそうだけど、胸が揺れなすぎだよ、戦闘中)」
「(そ、それは、戦闘スーツがきついから・・・)」
「(いや、それ、固形物だろ?パットだろ?フェイクだろ?)」
「(そんなこと・・・ないもん)」
「(じゃあ、この戦闘終わったら、俺らの前で変身解けよ)」
「(・・・)」
「ようし、トドメだ!ゴニン・ロボ・ゴバク・ミサイル!」
「ぎゃあー!」
「おーし、みんな、お疲れさーん」
「お疲れっすー」
「突然だけど、みんな、今からみんなの前でピンクが変身解くぞー」
「マジでー!おもしろそー!」
「・・・」

・・・ピンク、変身を解く
「・・・!」
「・・・!」
「その・・・ごめん」



■ 戦闘中、借金取りから取立ての電話がくる

「出たナー、ビンボーファイブ!今日こそは皆殺しだ!」
「そうは行くか!みんな、戦うぞ!地球の平和のために!」
「おう!」
「こしゃくなー!お前たち、かかれー!」
「ひぃー!」
ぴろぴろ、ぴろぴろ、ぴろぴろ・・・
「はい、こちらレッド・・・す、鈴木さん!?いや、だから、そのですね、あと三日なんですよ、三日待ってください、本当、お願いします!最後ですから!あては、確かに、あるって言うほど確信はないんですけど、確率的に・・・大丈夫ですってば、いや、本当、すいません!すいません!信用できるやつなんですよ、お願いしますよ、これが最後ですから!」



■ 合理的なやりかた

「とどめだ!スーパー・アタックー!」
「うわあー!」


暗い部屋、裸電球、椅子に縛り付けられる怪人

「・・・ん?」
「お、お目覚めのようだな」
「・・・俺は、生きてるのか」
「そうだ」
「あのスーパー・アタックを受けたのに・・・なぜだ」
「・・・」
「なぜ、俺の命を・・・」
「お前、妹がいたよな」
「!なぜそれを・・・!」
「まあ、敵を知ることが、勝つためだ」
「ううう・・・ありがとう・・・!」
「勘違いするな」
「ううう・・・でも、本当、すまねえ・・・」
「それとは何の関係もなく、お前を拷問にかける」
「ううう・・・はぁ?」
「おまえらの秘密基地を探るのはお前らを生け捕りにして拷問かけて尋問したほうが早いからな。覚悟しろ」
「ひいいいい!ちょっと、合理的すぎない!?」
「手段は選ばん。目標は、あと3話以内に、お前たちの野望とこの番組を終わらせる!」
「ひいいいいい!」

ナレーション
暗く冷たい拷問室で繰り返される惨劇。したたる血と、引き裂かれる肉、押し付けられる焼けた鉄串。あの手この手で想像できない苦痛を与え、ついに秘密基地の場所を吐かせることに成功した拷問戦隊。地球の平和は君たちの拷問にかかっている!戦え、拷問戦隊!負けるな、拷問戦隊!敵に情けは無用だ、拷問戦隊!次回「怪人の目にも涙」、お楽しみに!




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